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プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

今年後半の観劇予定

まだまだ梅雨は明けそうにありませんねー。

今年後半の観劇予定をリストアップしてみました。

7月
東フィル定期公演 チョン・ミョンフン指揮 シベリウスヴァイオリン協奏曲
新国立     トゥーランドット(新制作、リューが中村理恵)

8月
サントリーホール 小菅優、樫本大進コンサート モーツァルト ピアノとヴァイオリンのためのソナタ

9月
オーチャード カルミナ・ブラーナ バッティストーニ指揮 K-Ballet Company
新国立 ランスへの旅 藤原歌劇団 園田隆一郎指揮

10月
新国立 オネーギン
リスボン トッキーニョリサイタル(ブラジルの歌手)
パルマ王立歌劇場 ガラ・ヴェルディ レオヌッチ&イリーナ・ルング (ヌッチの見納めかも…)
パルマ王立歌劇場  二人のフォスカリ
パルマ王立歌劇場 ルイーザ・ミラー パルマ
パルマ王立歌劇場 ナブッコ
東フィル定期公演 プレトニョフ指揮 ビゼー交響曲第一番
新国立バレエ ロミオとジュリエット

11月
東フィル定期公演 ケンショウワタナベ指揮 ラヴェル、マーラー

12月
オペラシティ ファン・ディエゴ・フローレスリサイタル)

半年で14公演と、いつもよりだいぶ少ないのですが、今年は、 10月にパルマまで遠征するのです。ですので、ロイヤルオペラとトリエステ歌劇場の来日公演はあきらめました。パルマも5日連続の観劇になるので、体力的に持つかどうか、、後半の2演目はまだチケット取っていません。ヌッチのガラ公演は幸運にもチケットが直で取れました。彼も来年78歳!聴けるうちに聴いておこうというわけです。
あとは、バレエのカルミナブラーナをバッティストーニが指揮するのも楽しみです。そして12月のフローレス、ちゃんと来てくれるかどうかちょっと心配ですね。

とりあえず、ご報告
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リゴレット ボローニャ歌劇場

 久しぶりのブログになってしまいました。その間に、二期会の“サロメ”、東フィルの定期公演(ラフマニノフとチャイコフスキー)、ジャズの“ベーストーク”の公演に行っているのですが、ブログに書けませんでした。また、機会があったら書こうと思います。

さて、6月21日、東京での初日の公演に行って来ました。海外からの引っ越し公演で上演されるヴェルディ作品は、最近はラ・トラヴィアータばかりになってしまい、昔は良く持って来られていた、ナブッコやエルナーニも殆ど無く、ドン・カルロでさえも最近はあまり聞きません。(昨年、バーリ歌劇場が“イル・トロヴァトーレ”を引っさげて来てくれたのが異例!)で、このリゴレットも久しぶり。もしかすると2013年のスカラ座来日以来かも。。。それでも、S席で¥34,000-という設定は良心的と言えます。今回、僕はオーチャードの3階2列目のB席で見ました。

 一番楽しみにしていたのが、タイトルロールを歌うアルベルト・ガザーレ。昨年のバーリ歌劇場の“イル・トロヴァトーレ”のルーナ伯爵で、素晴らしいヴェルディバリトンを聴かせてくれましたからね。今回も出色の出来でした。リゴレットの場合、どうしても、何度も聴いているレオ・ヌッチの素晴らしい歌唱が、デファクトスタンダードになってしまい、誰が歌ってもそれと比較してしまうので、分が悪くなるのです。今回も1幕目はそんな思いが頭をよぎり、耳はヌッチを求めていたのですが、2幕目以降は、ガザーレの熱唱に完全に入り込むことができました。声質もヴェルディを歌うにはぴったりだし、なにより声量にも音程にも余裕があります。「なんとか出している」という声ではないのです。そして、表現力と演技もうまい。ガザーレは、ヌッチの後継者と言っても良いと思います。

 デジレ・ランカトーレを聴くのは、2017年のマッシモ歌劇場の“ラ・トラヴィアータ”以来です。プログラムで、本人もインタビューに語っていますが、声質がだいぶ変わった、今やコロラトゥーラでジルダは歌わない、とのことでしたが、その通り、リリックながら、力強い「大人になった」ジルダを聴かせてくれました。ただ、高音のところで、こちらは「なんとか出している」という感じがしてしまうところがありました。そして、今回は、クリティカル版での上演ということなので、ジルダに限らず、高音で終わるところがけっこう多かったのがちょっと疑問でした。

 マントヴァ公爵を歌ったセルソ・アルベロ。ランカトーレとは良く一緒にリサイタルもやっている、仲良しです。明るい声ではないのですが、自分のスタイル(歌の最後の音を伸ばして、たたき切るようなスタイル)を持っていて、なかなかクールです。ただ、容貌のことを言って申し訳ないのですが、きれいに禿げていて、小太り、それで、一幕目は濃紺のガウンを着て出て来たので、3階からでは、僧正が出て来たのかと思ってしまいました。ガザーレが相当なイケメンなので、ここはちょっとバランス悪かったですね。それと、“女心の歌”でカデンツァが入っていたのも、クリティカル版らしくないですね。

このクリティカル版らしくないのの、最たるものは、第2幕最後の、リゴレットとジルダの二重唱 “Si vendetta(復讐だ)“のBis(劇中アンコール)をやったことでしょう。もちろん、僕も含めて観客は大喜びでしたが、相当矛盾していますね。ま、パフォーマンスが良かったので、グチャグチャ言わないで楽しんだ方が勝ちという感じでした。参考までに、昨今のこの場面のBisを習慣づけたヌッチ(とエレーナ・モシュク)のBisの場面をお聞きください。

https://www.youtube.com/watch?v=HAIA-6e2qoQ

 指揮のベルトラーミ、初めて聴きましたが、この日に限っては感心しませんでした。まず、序曲がしめってしまっている。管楽器がミュートがかかっているような音です。テンポも遅い。後半に行くに従って段々良くなりましたが、それでもオケが乗っている感じがないのです。今の若手だったら、チャンパなんかのほうが、ずっとヴェルディらしさが出せると思います。

 一番がっかりしたのが、演出。読み替えではないですが、舞台を現代に移しています。しかし、思わせぶりなトリックが多くて、舞台を見ていると気が散ってしまいます。1幕目では、ジョヴァンナがやたらに動き廻っているのですが、どうもその意味がわからない。2幕目では、半死体のような、ジルダ、あるいはモンテローネの娘が、舞台中央に座りこんでいて、気味も悪いし、意味も不明。3幕目では、“外套”のような船が舞台というのは、まあわかりやすいのですが、1-2幕目で色々と謎を振りまいた割には、「え、いきなり船?」と単純な舞台で肩すかしの感じ。ジルダが下着姿になるのも良くわからないし、息も絶え絶えのはずのジルダが、ヴィオレッタの最後みたいに、立ち上がるのも興醒めです。その他も突っ込みたいところばかり。

 総じて見ると、ガザーレの良さが突出していたと言える今回の公演でした。

指揮:マッテオ・ベルトラーミ
演出:アレッシオ・ピッツェック

リゴレット:アルベルト・ガザーレ
マントヴァ侯爵:セルソ・アルベロ
ジルダ:デジレ・ランカトーレ
スパラフチーレ:アブラーモ・ロザレン
マッダレーナ:アナスタシア・ボルドィレバ
ジョヴァンナ:ラウラ・ケリーチ
モンテローネ:トンマーゾ・カーラミーア

ボローニャ歌劇場管弦楽団・合唱団



フィレンツェの悲劇 x ジャンニ・スキッキ

 4月7日の初日のマチネに新国立劇場に行ってきました。珍しいダブルビル(二作同時上演)形式。ただ、もともと、プッチーニのジャンニ・スキッキは、「三部作」の最後、「外套」、「修道女アンジェリカ」の後にトリプルビルとして上演されるのが、普通です。

 この日のダブルビルは、フィレンツェという街を基軸にした2作で、意欲的な企画ではありましたが、「フィレンツェの悲劇」、音楽的には素晴らしいのですが、ストーリーがあまりに単純でした。「悲劇」ですから軽いということはないのですが、登場人物三人の心理描写が出来ていなくて、筋立ての似た「外套」などに比べると、物足りないのです。そうすると、その後に来る喜劇の「ジャンニ・スキッキ」のインパクトも弱くなります。去年から今年にかけて、佳作とも言える「三部作」をMETと二期会で観劇したイメージがまだ僕の体内に残っているので、余計その物足りなさを感じました。

 「フィレンツェ」の歌手三人は、なかなかのレベルです。特に、ねっとりとしたグイードのグリヴノフ、クールなビアンカの斉藤純子のやりとりは魅力的でした。斉藤はフランス在住のようだが、もっと日本でも歌ってもらいたいものです。シモーネのグリヴノフも、輝くようなテノールで良いのですが、個人的にはちょっと声が高すぎて、心理的な表現には向いていないような気がしました。

 「ジャンニ・スキッキ」は、タイトルロールのカルロス・アルバレスが素晴らしかったです。「演技が出来て、歌もうまい」のを要求されるこの役に充分過ぎる実力を発揮していました。砂川涼子も村上敏明もうまいのですが、これだけ大人数の歌手が出るのであれば、若手の研修所上がりなど、サプライズがあっても良いのではとも思いました。

 演出は、オーソドックスなものでしたが、舞台美術が良かった….というか僕の好みでした。特に「ジャンニ・スキッキ」で登場人物が、皆、ミクロの決死圏みたいに、小さくなって文机の上で大きな封筒を開けたり、はかりに乗ったりするのは、目新しさはないけど、このストーリーには良く合っていたと思います。

 最後に指揮の沼尻竜典。どちらかと言えば、「フィレンツェ」のほうが、緊迫感があって、彼の良さが出ていたようです。だらだらとしたストーリーを、音楽で盛り上げていました。ただ、やはり、「三部作」の「外套」で彼の指揮を聴きたかったというのが本音。

今回から、新国立劇場の客席全席に、特製のクッションが付くようになりましたが、座り心地が良いです。この日のような短いオペラでも良いですが、ワーグナーなどの長い公演の時は、ずいぶん助かると思います。

■ツェムリンスキー「フィレンツェの悲劇」
– グイード・バルディ:ヴゼヴォロド・グリヴノフ
– シモーネ:セルゲイ・レイフェルクス
– ビアンカ:齊藤純子

■プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」
– ジャンニ・スキッキ:カルロス・アルバレス
– ラウレッタ:砂川涼子
– ツィータ:寺谷千枝子
– リヌッチョ:村上敏明
– ゲラルド:青地英幸
– ネッラ:針生美智子
– ゲラルディーノ:吉原圭子
– ベット・ディ・シーニャ:志村文彦
– シモーネ:大塚博章
– マルコ:吉川健一
– チェスカ:中島郁子
– スピネッロッチョ先生:鹿野由之
– アマンティオ・ディ・ニコーラオ:大久保光哉
– ピネッリーノ:高橋正尚
– グッチョ:水野秀樹


指揮:沼尻竜典
演出:粟國 淳
管弦楽:東京フィルハーモニー

プレトニョフ ロシアンプログラム

 東フィルの定期公演で、オペラシティへ行きました。久しぶりのプレトニョフ。チャイコフスキーとハチャトゥリアンという、だいぶ雰囲気の違う、、というか正反対の作曲家のプログラム。

 「葬送行進曲の調子で」始まる“スラヴ行進曲は、まさにお葬式の重さを肩に感じるような序盤。やがて、勇壮な凱旋のメロディになるのですが、全体に重厚なイメージ。続いてのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35。ヴァイオリンは台湾生まれの若手“ユーチン・ツェン”つい最近、クルレンツィスとコパチンスカヤで聴いたばかりの曲ですが、これは、その時とは対極にある演奏。どっしりとして、古典的。言い方を変えると、やや退屈。グァルネリの音色は高音に伸びるのではなく、中低音を膨らませて聴かせるので、ヴィオラの協奏曲のようでした。ただ、もともと、それほどチャイコフスキー大好きというわけではない僕(家内は大好き)は、車の中などで、聴くことはないのですが、このユーチン・ツェンの音色なら、車のJBLのスピーカーを鳴らすのも悪く無いなと思いました。

 そして、後半はハチャトゥリアン。バレエ曲の「スパルタクス」のアダージョは、実に美しい。僕は2012年にボリショイバレエが来日した時に、全幕公演のチケットを取っていたのですが、体調を崩して行けなかったんですよねー。それが思い出されて、今更ながら悔しく思いました。

 でもって、最後は18本のトランペット(うち15本は、2階正面に位置します)が出てくる「交響曲第3番」。いやー、すごかったですね。ハチャメチャトゥリアンとでも言いましょうか。。。隣の家内は耳鳴りがしてきたと言っていました。僕は、それほどびっくりはしませんでしたが、この曲、どこが良いのかと言われても答えようがありません。ストラヴィンスキーの春の祭典とラヴェルのボレロの後半の不協和音の部分をくっつけたような感じ。一度は聴いておくのはいいかなという感じです。

 それにしても、このものすごい音の音楽を指揮するプレトニョフの動きは本当にミニマムなもので、静かな動きです。バッティストーニが振ったら指揮台がひっくり返りそうなのに。

東フィルの定期公演2018-2019分は、今日で終わりです。来年から席が少しだけ真ん中に寄ります。

次は、新国立のウェルテルです。

チャイコフスキー スラヴ行進曲変ロ短調op.31  
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35  
ヴァイオリン、ユーチン・ツェン
ソロアンコール:タレガ アルハンブラ宮殿の思い出  
ハチャトゥリアン スパルタクス より アダージョ  
ハチャトゥリアン 交響曲第3番ハ長調 交響詩曲  
  オルガン、石丸由佳
アンコール:ハチャトゥリアン 仮面舞踏会 より ワルツ

指揮:ミハイル・プレトニョフ  

三部作@MET

 金曜日の夜にトラヴィアータを見て、翌日土曜日は昼からプッチーニの「三部作」、これが4時半に終わって、8時半からはビゼーの「真珠採り」という、ちょっとした強行軍の「三部見」です。もっとゆっくり滞在したいのですが、宿泊費、食費がNYはブエノスアイレスの3-4倍するので、1週間特に目的も無く滞在して、オペラは1つだけ見るという贅沢な旅行はNYでは無理なんです。なにせ、オペラの間にリンカーンセンター内のレストランでワイン飲んだって、グラスで15ドル(1700円)くらいしますから。(ちなみに、LAなど西海岸はもっと安いですが)

 さて、この日は、昼食は食べられないと思って、朝をアッパーウェストのデリで、たくさん朝ご飯食べました。(これがまた美味しいのです。)しかし、これが大失敗で、12時半から始まった三部作の最初の「外套」後半と「修道女アンジェリカ」の前半、満腹感とまだ残っていた時差ボケのせいで、なんと寝てしまいました。海外でもう何十作もオペラを見ていますが、着いた日に劇場に直行しても、どんなに時差ボケがあっても、海外の公演では一度も寝たことがなかったのに、いやはや大失敗。また、もったいない、、、。

 そんなわけで、このブログもちょっと不完全なものになりますが、まずは、指揮者のベルトラン・ド・ビリーの素晴らしさを挙げたいです。彼は、9月に東京で二期会の「三部作」も振っていて、その時も素晴らしかったのですが、この日は、より抑揚があって、盛り上げる振り方をしていました。言い換えれば、初心者でもわかりやすい指揮を、このちょっとオタクっぽいオペラに与えたとも言えそうです。この日、初めて感じましたが、「外套」は、なんかラヴェルっぽいですね。プッチーニにしては、有名なアリアは三部作のすべてでも「私のお父さん」くらいしかありませんが、外套の序奏などは、本当に秀逸で、映画音楽などの現代の音楽にも通じると思います。ゆらぐ船と、ゆらぐ心と、これから起こる悲劇をゆっくりと予感させます。

 二期会の演出とは違い、クラシックな演出はMETらしいものでした。「外套」では、ジョルジェッタの名前を冠した貨物船が、川が運河に横付けされて荷下ろしの最中、最初は赤が基本だった照明が、場面が変わるにしたがい、グレーや緑に変わります。これが油絵の絵画を見るように美しい。ただ、個人的には、二期会の時のミキエレットの不安感を強く押し出す、コンテナが斜めにならんだ舞台のほうが新鮮でした。この演目は、あくまでも心理劇なので、登場人物の心理を表すには、船も波止場も変えてしまって良いと思いますし、そのほうが、屈折した心理面を表せると思います。

 ミケーレを歌ったガグニーゼ。日本でも2015年の新国立の「ファルスタッフ」のタイトルロールで聴いていますが、とても良かったです。この人は、どちらかというと低めのヴァリトンで、中低音部での演劇性が素晴らしいです。ルイージのアルバレス、日本でもおなじみですが、ミケーレの心をかき乱す役柄をうまく演じていました。出色だったのは、ジョルジェッタのアンバー・ワーグナー。初めて聴きましたが、声量があり、音程が正確で、それでいながら、感情を声の中に流し込むような感じが素晴らしい。どちらかというと、3人ともヴェリズモを極めた感じの歌い方で、とてもバランスが良かったです。

 修道女アンジェリカは、一番寝てしまったので、あまり書けません。演出はここでもクラシックで、芝生のある修道院の中庭ですべてが進行します。最後は、ミキエレットのように、子供が生きていたという救いの無いものではなく、普通にアンジェリカが亡くなる時に子供が現れるというものでしたが、ミキエレット版を見ると、やや物足りなく感じました。それと、タイトルロールのオポライス、いつも思うのですが、上手いです。綺麗です。そつがありません。ですが、外套のワーグナーのように、歌の中に感情を入れ込んでいるという感じが無いのです。何か空虚な感じがするのは僕だけでしょうか?

 そして、ジャンニ・スキッキ。これは目覚めてしっかり見ました。それだからではありませんが、ずっと起きていて見ていた家内に言わせても、三作の中で、一番、こなれていて、良く出来ていたと思います。とにかくテンポが良く、多くの演技が要求される演出も、実にスムースでした。ドミンゴのスキッキが出てくるところでは、明治座の新派のように、演奏中でも拍手が起こるなど、METならではというところもありましたが、決してお行儀が悪いわけではないので、そういうものだと受け止めれば良いように思います。今まで、何度も見ている演目ですが、一番良かったと思います。


CONDUCTOR
Bertrand de Billy
Giorgetta
Amber Wagner
Luigi
Marcelo Álvarez
Michele
George Gagnidze

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