プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

モシモシ、クズキリ

マルコス・ヴァーリと言っても知っている方は少ないと思いますが、ボサノバの第2世代の歌手として活躍した(まだ活躍しているか...?)ブラジル人。ワルター・ワンダレイと共演したサマーサンバや、デオダートとの共演で知られていて、歌も英語のものが多く、あまりボサノバのイメージが無かったのですが、おとといのFMで彼の佳作”moshi moshi”が流れたそうで、家内が教えてくれました。いや、僕もこんな曲があるの知らなかったです。なかなか良い曲。軽くてなんと言っても夏っぽくて葛切り食べたくなります。

この曲は他にも、”オス・カリオカス”も歌っています。これもいいなぁ。

https://www.youtube.com/watch?v=EMIOFGINKDM

でも、とりあえずヴァーリのアルバム"Ensaio"をAmazonで発注しました。歌詞もとても素敵です。ここに訳があります。(8/5追記:アルバムは到着したんですけど、この曲は入っていない!おかしいなぁ??) 

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1490597764

ボサノバの第一世代は、ジョアン&アストラッドジルベルト、アントニオ・カルロス・ジョビン、ヴィニシウス・モライス、ナラ・レオン、ワンダ・サー達ですが、第2世代はセルジオメンデス以外あまり知られていません。そもそも第2世代と付けたのは僕なので、あくまで便宜上ですが。。。カルロス・リラ、トッキーニョ、カエタノ・ヴェローソ、クァルテートEMCY、ジルベルト・ジル、エド・ローボなど、、あまり知られていないアーチストが多いんです。(第一世代だってジョビンとジルベルトを除いたら知られてないですよね)

ということで、時々はYou Tubeにリンクして曲を紹介していこうと思います。

ご心配おかけしております、肝炎のインターフェロン治療は金曜日から始まりました。熱は微熱程度まで収まってきましたし、何より前2回にくらべてだるさが少なくて、これなら1週間休めば通常勤務に復帰できそうです。あとはC型肝炎が完治すると良いんですけどね。
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ボサノバのア・カペラ”BR6”

ボサノバのア・カペラのグループを見つけて、日本で手に入るCD2枚を買いました。主にジョビンやガーシュインの曲をやっている6人組。ブラジルでは1960年代から素晴らしいア・カペラのボサノバグループが活躍していました。だいたい4人組で、QUATRO EMCYとMPB-4がその双璧。僕はMPB-4がジョビンのナンバーを歌った”アナ・ルイーザ”はボサノバの中でも5本の指に入るほど好きだが、今回のBR6のWAVEも素晴らしい!!51pacwd.jpg
オペラのCDやDVDを買うときに真剣に調べるのに対し、ボサノバは経験と知識があると思っているので、勘でジャケット買いをしているこの頃、けっこう失敗が多い。その中ではこれは出色の見つけ物!

夕方の仕事帰りの車で聴くには最高です。

ヴィニシウス ~愛とボサノヴァの日々~

ヴィニシウス・ジ・モラエス、ボサノバ史上の偉人、と言ってもどれだけの人が知っているだろうか?

イパネマの娘の作詞家と言えば、多少はわかるでしょうか?

”印旛沼の娘”ではない。

ボサノバの発祥の曲となった”思いあふれて(シェガ・デ・サウダージ)をはじめ、ビリンボウ、黒いオルフェのテーマ、おいしい水、ハウ・インセンシティブなど、400曲ものボサノバの名曲の詩を書き、また歌手としても、プロデューサーとしても67才で亡くなるまで活躍した。69年まではブラジルの外交官と二足のわらじをはき、結婚は9回。

僕がはじめて聞いたのは1975年頃、イギリスでレコードを手に入れた。トッキーニョとのデュオ盤だった。

このヴィニシウスのドキュメンタリー映画が渋谷のシアターTSUTAYAで上映されているので、ボサ好きの友達と見に行った。

ピクチャ 1 2


この映画に出てくる他の目玉の大物歌手はシコ・ブァルキ、トッキーニョ、カルロス・リラ、マリア・ベターニャ、カエターノ・カエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジル(これはややポピュラーか?)。

僕は、ヴィニシウスの逸話自体よりも、それを楽しそうに話し、時々弾き語りをするシコ・ブァルキやトッキーニョの映像に惹かれた。特にシコは、ステージではまったく直立不動でニコリともせずに歌っているし、ビデオクリップも同じような雰囲気しか見たことがないので、こんなに冗談を飛ばして楽しそうに話す彼にびっくりした。

カルロス・リラは年取ったなあ。トッキーニョのギターは本当にやさしい音がする。ジルベルト・ジルはもうひとつ下の世代だが、ヴィニシウスの影響を語るのが熱い。

しかし、土曜の夜というのに、250席の劇場には10人ほどしか入っていない。こんなに素晴らしい映画なのに。。。。

オタク向けとは言いたくないが、興行的にはけっこうきびしいね。

ボサノバがポピュラーになってきていると言っても、知られているのは、ここ5-6年毎年のように来日しているジョアン・ジルベルト(ボサノバの始祖というか化石というか。。)、セルジオ・メンデス、アントニオ・カルロス・ジョビン、小野リサあたりだろう。いきなりヴィニシウスと言われてもわからないよね。

しかし、そんな映画を作ったパラマウントに乾杯! DVDいや、ブルーレイを出して下さい!!

ボニー・ボウデンのこと

ボニー・ボウデン(Bonnie Bowden)と聞いて、すぐにピンと来る人は、相当なボサノバ・フリークですね。 セルジオメンデスの70年代のグループ Brasil'77で、メンデスの現夫人のグラシーニャ・レポラーセと一緒に二人組の女性ボーカルだった女性です。

メンデスの率いるグループにはBrasil 66から今に至るまで二人かそれ以上の女性ボーカルがいますが、必ずメインとサブ。それもメインのボーカルの実力が飛び抜けて歌が上手(66の後半のラニ・ホールとカレン・フィリップスの比較を出すまでもなく)なんですが、レポラーセとボウデンの時は前者がメインとは言うものの、ボニー・ボウデンも非常に声が良く、Jazzっぽい曲は彼女のほうがうまかったのです。

ですから、あの頃のアルバムはリードも半分づつくらいです。

特にLove Musicのボニー・ボウデンのリードボーカルは良かった! 秋川リサに似たファニーフェイス。僕は大ファンで、プラチナチケットを入手して、六本木のサンバクラブで目の前3mくらいのところで彼女の声を聞いたこともあります。

brasil77.jpg

紫のドレスがボウデン、黄色がレポラーセです。

で、この前、彼女は今どうしているのだろう。。と思ってサイト検索をかけたところ、ありました。

http://www.bonniebowden.com/

なんと今はロサンジェルスを中心に、Jazzとオペラ(!!)をやっているのだと。。確かに声が良かったものね。ホームページのタイトルも"ボニー・ボウデン、リリック・コロラトゥーラ・ソプラノ”となっています。

そして、いくつか彼女のCDの紹介や、試聴もできるのですが、そこにはなんと”O Mio Babbino Caro(私のおとうさん)”が。。これ、プッチーニのジャンニスキッキの中の名曲です。僕の大好きなアリアです。

ボサノバからオペラへ。。華麗なる転身。おまけにJazzも。僕は聞くだけだけど、同じだぞー。一度LAへ言った時にライブかなんかに行って見たいものです。

しかも、彼女は今も昔と変わらない容姿で美しい。相棒とは随分違います。

ちなみに、もう一人「今はどうしているのか?」と思って探した大好きだったもう一人の歌手。ペドロ&カプリシャスの初代ボーカル、前野曜子。なんと88年に39才の若さで亡くなっていました。

YouTubeで彼女の"別れの朝”を聞きました。





セルジオ・メンデス来日

今、ちょうどJ-WAVEにセルジオ・メンデスがゲストで出てました。来日していて、来週ブルーノートでライブするらしい。

メンデスは、一番大好きなボサノバミュージシャンです。彼の音楽は70年代の後半から20数年、まったくボサノバではなかったけど、また最近はボサノバラップみたいになって戻ってきましたね。

最初のヒットのマシュケナダの入っている"ハーブ・アルパート・プレゼンンツ”はもちろん、その前の下積み時代のLP、キャノンボール・アダレイとのデュエット盤など、ほとんどのLP、CDを持っていますが、一番好きなのは70年に来日した時のライブ盤。これはピアノとドラムス、パーカッション、ベースだけで、ギターがない。そのため、とてもジャズっぽくて、メンデスが一生懸命ピアノでメンバーをリードしているのが良いです。そして、この後、グループを去ってしまうラニ・ホールの電気処理していないナマのボーカルが素晴らしい。

ラニはA&Mの社長のハーブ・アルパートと結婚して、今も同社のマネージメントです。その代わりにボサリオから抜擢されて入った、小柄で可愛い(ツィギーみたいだった)グラシーニャ・レポラーセ。その後メンデスと結婚しましたが容貌がとても変わりまして、それで2度ほどライブに行ってから、見るのが怖くて二の足を踏んでます。
brasil.jpg
一方、もう一人のボーカル、カレン・フィリップスに代わったのが、キュートな声のボニー・ボウデン。彼女は今もスリムでジャズからクラシック、オペラまで歌ってます。ロサンジェルスに住んでいるようなので、一度ライブに行きたい!

今日は、東京は雪、寒い金曜日です。



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