プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

スカラ座コレクション

買っちまった....

まだ見ていないDVDが山とあるのに..... HMVの限定スカラ座コレクションのDVDボックスセット、12枚で9.900円は安いんですがね。

P1000463.jpg9,900円という25%割引の値段にするために、イタリア語の先生お勧めの Laura Pausiniというポップスの美人歌手のCD(なかなかかすれていい声)、と久し振りにボサノバの神様、イパネマの娘の作詞家であり歌手でもあった、ヴィニシウス・、モラエスのCDを買いました。いつもながら、音楽の趣味指向はどこを向いてんだかという感じ。まずは軽いところからLaura PausiniのNon Che(ブログ前回でお勉強中)を聴いてますが、なかなかパスタっぽい。イタリアまた行きたい。

昔、サンレモ音楽祭というのがすごい威厳のあるヨーロッパの音楽フェスティバルで、その優勝曲は絶対日本でもヒットしたんだけど、最近は話も聞かないなあ。

ジリオラ・チンクェッティなんて知ってますか?

さて、スカラ座セットのほうはこんな内容。珍しい演目ばかり。見たことあるの、DVDで持っているのはルチアとフォスカリ、ドン・ジョヴァンニ、コジ・ファン・トゥッテの4演目だけです。やっぱり買って良かったかな。

チレア:歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』
 ミレッラ・フレーニ
 フィオレンツァ・コッソット

ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』

 レナート・ブルゾン
 マリエッラ・デヴィーア

モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』
 ムーティ指揮、ストレーレル演出
 トーマス・アレン
 エディタ・グルベローヴァ

モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』ムーティ指揮、ハンペ演出
 ダニエラ・デッシー
 デロレス・ツィーグラー

ペルゴレージ:歌劇『恋に陥った兄と妹』
 ムーティ指揮、デ・シモーネ演出
 アレッサンドロ・コルベッリ
 ヌッチア・フォチーレ

プッチーニ:歌劇『西部の娘』
 マゼール指揮、ミラー演出
 マーラ・ザンピエーリ
 プラシド・ドミンゴ

ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』
 ムーティ指揮、ロンコーニ演出
 ジョルジョ・ザンカナーロ
 クリス・メリット

ロッシーニ:歌劇『湖上の美人』
 ムーティ指揮、ヘルツォーク演出
 ロックウェル・ブレーク
 ジョルジョ・スルヤン

ヴェルディ:歌劇『シチリアの晩鐘』
 ムーティ指揮、ピッツィ演出
 チェリル・ステューダー
 クリス・メリット

ヴェルディ:歌劇『アッティラ』ムーティ指揮、サヴァリー演出
 サミュエル・レイミー
 ジョルジョ・ザンカナーロ

ヴェルディ:歌劇『二人のフォスカリ』
 ガヴァッツェーニ指揮、ピッツィ演出

ペルゴレージ:歌劇『恋に陥った兄と妹』
 ムーティ指揮、デ・シモーネ演出
 アレッサンドロ・コルベッリ
 ヌッチア・フォチーレ


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イタリア語勉強スタート!

オペラを見ていくうちに、だんだん、原書の歌詞を手に持って言葉を追ったりしていくようになり、これはイタリア語を習わなくてはと思っていました。

昔、ちょっとスペイン語を習ったことがあるので、なんとなくはイタリア語はわかる感じなんですが、似ているので、イタリア人と話してもある程度最低限のことは通じてしまい、スペイン語から離れられないので、ちゃんと先生につくことにしました。

で、10月より毎土曜日の午前中に授業なんですが、本当に基礎からやってます。復讐も予習もしていないので、あまり上達せず。やっぱりスペイン語になってしまう。1,2,3,4,は uno, due,tre,quattroなんだけど、どーしても dueがドス、treがトレスになってしまう。こりゃ東北弁と横須賀弁の違いくらいだなあ。

イタリア語勉強

こんな、小学校レベルのプリントもらってますが、まだ意味わからん。これはポップスの曲で、これを聞いて意味を訳したりしてます。こういうアイデアを先生が出しておもしろい。オペラだったらもっといいけどね。

カルメン by ローザンヌ歌劇場

どうも毎回のブログが長すぎるので、短めに。

本当に今回は病気か?ドマシェンコ。聞きたかったです。

強10月26日のカルメンに行ってきました。タイトルロール代役のベアトリス・モンゾン、低めのメゾなので、ハバネラの出だしなどはすごみがありましたが、高音部での息が続かない。

まだ、買ったガイドブックも読んでないのだが、なんかDVDや新国立で見たのにくらべてレチタティーボが多い様な気がします。もともと、オペレッタからグランドオペラに成長した演目なので、違う版があるのか? 調べます。ミカエラ役のソプラノはとても良かった。総じて、歌手はロシアっぽくなくて(シャンペンのクリームソーダみたいな豪華さがない)、好感持てました。

しかし、オケは田舎のメストという感じで、ネムイ。やはり、オペレッタ!日本では藤原歌劇団や、浅草オペラになったような演目。(で、ビゼーはマイアーベーアやグノー、マスネより一段下に見らたのだという説もあり。)でも、もっとチャキチャキやってほしかった。

いや、それともパースの娘や、真珠取りのような、美しい旋律を出そうとしたのかなあ。

ところで、横須賀芸術劇場の一番安い席、あまりにひどい、8,000円でも普通に座ったら鉄柵の間から舞台が1/3しか見えない。立っても見えない。竹馬欲しい。これは新国立の3,000円の当日券にくらたら、高すぎ。当然一階席以外は2-3割しか入ってませんでした。ローザンヌ歌劇場の最終公演で、出演者はオーケストラまで楽器を持ってステージに上がって「さよなら」の幕であいさつしているのに、こういう価格設定をする横スカラ座、自省すべきです。

来年、テオドッシュウのイルトロヴァトーレが来るそうですが、こんな猿の檻のような席から見ないように気をつけます。

やっぱり長いか....

プッチーニ3/2部作

先日、このブログに、「LAオペラで三部作を通して見て、非常に良かった........特にスタンディング・オベーションになったアンジェリカは感動した」、という話書きました。そしたら、日本でも珍しくアンジェリカとジャンニ・スキッキの2つが(だからタイトルのように2/3部作)公演されるとのこと。先日の夢遊病の娘で行ったテアトロ・ジーリオ・ショウワ(和訳すると「昭和百合劇場」)で切符を買って、10月24日の公演にいそいそ行ってきました。

個人的総括:悪くはなかったです。でも先日のこの劇場の後"夢遊病”はその余韻に2-3日浸っていれましたが、今回は帰りの車に乗るやいなや、ジャンニ・スキッキの「私のお父さん(O Mio Babbino Caro)」をカラスとあと二人のソプラノで、JBLのスピーカーを調節してで鳴らしながら帰りました。

 ラウレッタの田中樹里さん、声は悪くないのだけど、なにか体調悪いのか、声にハリがない、歌も先走りっぽく、僕の時計ではO Mio Babbino Caroを1分30秒強で歌ってしまっていました。カラスは、録音によっても違いますが、2分40秒から3分20秒、他に4人くらい計ったことありますが、一番短いのでも、たしか、ルーバ・オルゴソワというのが2分20秒くらい。

 1分半というのは、どっか一小節落としているか(まさか!)、後半をほとんど伸ばしていない歌い方している(たしかにそうだった)しかないわけです。また、他の出演者が、気合いの入った演技をしている中で、演技らしい演技も何もしなかったので、やはり体調がかなり悪かったのではないかという気がします。でなければ何らかの原因でやる気がなかったのか。。正直、がっかりを通り越して、憤り感じました。

修道女アンジェリカは、難しい演目で、なにせ男性は皆無。女声も後半は、ソプラノタイトルロールの一人芝居で、修道院という地味な設定もあり、実力者にはやりがいがあるでしょうが、今回の場合は、間違った日本語を敢えて使うと、"役不足”。歌うのと演技で余裕がなくて、こちらも感動するところまで行きませんでした。「がんばれよー、もう少しで終わりだ!」運動会の応援みたいになってしまっった。。。

良かったのは演出、舞台。シンプルで天に突き刺さるような鋭い塔と、光の塔をたてたアンジェリカの舞台は、非常に洗練されていましたし、ジャンニスキッキは、舞台には見るべきものはありませんでしたが、子供にカーテンを開けさると、フィレンツェの明るい光が入ってくるところなどは良くできていました。親戚一同の演技も、too muchでなくて洗練されていまいした。

オーケストラも締まっていて、良し。ま、ここの劇場の音響は最高です。しかし、このレベルだと、"外套”も聞きたかったですね  

iPod Touch

iPodは初代からNano, Classic, シャッフルなど家族みんなで、なんと9台もあるのですが(6台は僕が使ってます)ついに最新のiPod Touch登場。

CDのジャケットが見られるのは、なかなかいいです。音はなんかちょっとキンキンした感じがあるし、音楽用というよりも、Palmのようなカレンダー、アドレス、それにメールにインターネットブラウザを使う小物という感じで、Boseのノイズレスの大きなヘッドフォンなど似合わないけど、軽く聞くにはお洒落!

ですので、写真にもあるように、ネトレプコとかゲオルギューとかDIVAと呼ばれているような人気歌手中心に入れてます。(そうじゃないとCDのジャケットが見つからないんです。)
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DVDどんどん見なくちゃ。。。

お盆以降、あまりDVDやCDのたぐいを買わなかったのだけど、秋のオペラシーズンを前に、ある程度先に勉強しておこうということで、10月ずいぶん買いました。

見てないのがたくさんある! CDも聞いてないのがたくさん! はやくやっつけなくては。どうしても同じ一枚を何度も聞いてから次ぎに行くので時間かかるんだよね。今は「夢遊病の娘」2004年フィレンツェ、テアトロ・コムナーレという珍しいところでやったののDVD。

先日の昭和音大のと違って、解釈が現代風というか、謎かけっぽくておもしろい。なにしろエヴァ・メイが素晴らしいので、もう5回は聞いた。812.jpg

グルベローヴァの、"ロベルト・デヴリュー”、ナタリー・デセイの"マノン”も見ていない。マノンはマスネ版で、これは原作を読んでからと思っているんだけど、原作開くと寝てします。

92年のバイロイトのバレンボイム指揮クプファー演出の”ニーベリングの指環”もまだ"ラインの黄金"しか見ていない。ジークフィールドは最初の20分くらいを3-4回見て、おもしろがって、先に進まん。が、これは新国立で来年やるまでに見ればいいか。

80年代後半のMETのリングは4巻見たが、これはクラシックで、まるで「ロードオブザリング」。ヴォータンがサルマンみたい。が、バイロイトのほうは、マトリックスだぁ!
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ヴェルディのオペラでは、ムーティの”ドン・カルロ”、カラヤンのファルスタッフ、トラヴィアータは2枚くらい封切っただけで見てないのあるはず。一緒に買ったもう一枚のLAオペラのフレミング&ヴィリャソンのが素晴らしくてそればかり見ています。

あと、グライドボーンのジャンニ・スキッキも見てないやぁ。レオ・ヌッチがフィガロをやっている珍しいDVDも最近来たばかり。同じくヌッチの二人のフォスカリ(ヴェルディ)も半年以上置きっぱなし。エヴァ・メイのタイスも同様。 ざっと机の廻りだけでも8枚、、ナタリー・デセイやフレミングの、ヘンデル歌曲、フランス歌曲なども入れると1ダースは、”おきっぱ”状態のメディアがある。もうしばらく買うのやめよっと。。


2009年チケット取り!!

時の経つのは早いもの........もうクリスマスです。そんなことはないか、、まだハロウィンにもなってない。

でもなんかもう今年のオペラ、コンサートは、先日ハーディングのプラチナチケット(日本では14K金チケットくらいみたいだけど)クリスマスコンサートを取ったので、これでおしまいという感じです。

ひとつだけ気になるのは、歌舞伎で大好きな中村芝翫(しかん)が「藤娘」を10月24日まで踊るっているので、これだけ見たいです。昨日仕事の合間に歌舞伎座に行って一幕見しようと思ったら、立ち見しかなく、ちょっと疲れていたのであきらめた。でもあきらめた....... 間違えてブラヴィ!などといわないように。

芝翫の屋号は”成駒屋” 中村籍でも勘三郎や吉衛門と違い、歌右衛門の流れのようです。

かけ声は”なり”に強いアクセントをおいて”なぁりこまやぁ!”とやるのですが、歌舞伎のかけ声は、これはオペラでアホみたいにブラボーしているのとは違って、難しすぎるので、多分一生できないでしょう。


今日はなんか、インターネットのスピードおそくて写真アップできないので、お話しだけ。



小菅優ピアノリサイタル

新進(24才!!)の女性ピアニスト。ヨーロッパですごい人気でNYでも認められて、日本へ....というルートで人気が押し寄せてきたようだ。今年の”熱狂の日”にも出ていたそうで、小曽根真(Jazz)とも共演していたそう。 ---そう、----そう、とういのは僕は全然知らなくて、家内からの情報が主です。

しかし、今日は良かった! まず、うちからコンサートホールまで歩いて10分! とにかくこれは素晴らしいことです。ヴェルディだって、スカラ座から歩いて10分ということでホテル・グラン・エ・ミランに住み着いたわけで(去年そこに泊まった)近いというのは最大のぜいたくです。

で、曲目はシューベルト中心に”幻想曲グラーツのファンタジー”、ピアノソナタ#16、ブラームスのピアノソナタ#3、アンコール2曲。1曲はシューベルトっぽい、もう一曲は武満の”雨の樹素描”(であろうと家内と話した、違っていたらすみません。でもシューベルトでないことはたしかです。シェーンベルグ?でもなさそう)

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http://www.yu-kosuge.comが彼女のウェブサイトです。

力強く、優しく、人間性があふれ出る演奏。すべて暗譜で、実に楽しそうに弾いているが、余計な体の動きなどはなく、本当に知的で、好感が持てる。前々日は函館、明日は名古屋という忙しさで引っ張りだこのようです。

けっこうファンになりそう。2枚組のカーネギーホールのライブを注文しました。たまには、HMVとアマゾン以外も見てみたら上新電機が安かったので初めて使いました。

今日はイタリア語の電子辞書、新しいiPod TouchをNetもオーダーしました。経済環境の復活に少しは貢献。。





テアトロ ジーリオ ショウワ”夢遊病の娘”

前回、この劇場テアトロ・ジーリオ・ショウワで見た藤原歌劇の"トラヴィアータ”にがっくりしたので、劇場のイメージまでなんか陰鬱な感じになってしまていったが、今日の公演は素晴らしく、いっぺんにイメージ改善!!  特にテノールのエルヴィーノ役の小山陽次郎なかなかのものでした。佐野成宏にもにたヴェルディテノールっぽい艶のある声で、僕の趣味です。

Aミーナの庄司奈緒子も良い出来でしたが、さすが、フィナーレのカデンツァは、やや”いっぱい、いっぱい”という感じだった。これは、難しそうな歌ですね。持っているCDの中でネトレプコが歌っているが、これ、CD録音でも、あまり上手という感じしないくらいですから。。一方テレーザ役のメゾ(?)の吉田郁恵が落ち着いた良い出来で、声が一幕前から非常に安定していて声量もあり、脇役ながら全体を締めていた。この3人で前回のトラヴィアータのアルフレード、タイトルロール、アンニーナをやっていたら良かったのにと思ったりして。。

一番の驚きは、昭和音楽大学のオーケストラと合唱団。非常にレベルが高い。パンフレットに”技術的にはつたないところがあるかもしれないが,,,"とあるが、いやいやとんでもない。先週の仮面舞踏会のソフィア国立歌劇場楽団よりも良いと思いました。舞台がスイスということでホルンが多用されたところ、ちょっと弱い部分もありましたが、弦楽のピチカートなんて、ホント素晴らしい。のだめの、ライジングサンオーケストラかい!!

何より、出演者全員がこの演目への造形を深くし、理解し、充分な練習をつんでいることが、公演のクオリティを上げていました。関西二期会のナクソス島もそんな感じでしたね。最近のオペラ公演後としては、最高に気分が良かったです。今週の2演目、良い選択でしたね。

で、このホール、"百合のホール”という意味。環境も音響もとてもいい。もっといいのはコーヒーがおいしい!!

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今日は早速、このホールの会員になり、10月24日の次ぎの公演の切符取りました。

10月はハーゲン四重奏にはじまって、まだこれから小菅優リサイタル、ジャンニ・スキッキ、修道女アンジェリカ、ローザンヌ歌劇場のカルメン(ドマシェンコは又来なくなったが)とまだまだ忙しい.... ハーディングのクリスマスコンサートも取れました”!

MET 連隊の娘

9月にシカゴまで行って見ようかと真剣に考えた(飛行機が取れればロスから日帰りでも行っていた.....)ナタリー・デセイの"連隊の娘”をNHKハイビジョンで見ました。

オペラ・ブッファというかコミックというか、こういう楽しいオペラでもランメルモールのルチアのようなオペラ・セリエでも、個性の強い主人公の役作り、デセイは素晴らしい。歌う俳優という感じ。

ルチアもそうだが、フランス語でやるのが常で、そうなると代役とか、日替わりでのダブルキャストをそろえられる歌手ではないから、本人もコンディション作りが大変だと思う。

昨年の11月に来日した際もやや風邪気味なのを押して、素晴らしい歌を聴かせてくれたが、本当に病気になったら、公演自体がキャンセルですね。

この5日間、METビューイング at NHK楽しみました。連隊の娘のDVDも発注!
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ソフィア歌劇場「仮面舞踏会」

今年後半の観劇の演目中、僕が一番楽しみにしていたのが、この「仮面舞踏会」。

10月8日に行ってきました!! 一口に言えばけっこう良かった。いや、相当良かった。かなり良かった!!Value for money!

9月にシモン・ボッカネグラをサンフランシスコオペラで見てから、ヴェルディの作曲の順番でもシモンの次ぎに来る"仮面舞踏会”のDVDやCDを、アバドやショルティ指揮聞き込みすぎてしまったので、期待値との差が心配しながら文化会館に行った。聞き込んだ3枚はすべて主人公のテノールはプラシド・ドミンゴ。適当に指揮者で選んでネットで買ったらそうなってしまったのです。

で、昨日のテノールのカメン・チャネフ(仮面チャネフか?)、望外の出来!。1幕目やや音が安定しなかったが、2幕目のアメーリアを口説くところあたりから、喉が暖まってきたようで、エンジン始動! それもF-1のテストドライバー用のエンジンくらいの出来。(良いと言う意味です)文化会館のC席でも、目をつぶって、ちょっとイマジネーションを利かすと、聞こえてくるのは80年代のドミンゴ at スカラ座だぁ!! ただし、レチタティーボが下手くそで、読経のようなのにはちと困った。幸いリッカルドはアメーリアほどレチタティーボ無かったが。

アメーリアのツヴェトビアも、悪くない。声量があがると、やや声が、ガナり気味になる感じもあったが、気になるほどではなかった。敢えていえば、もう少し体が細いほうがビジュアル的にはよろしいような気がしました。、ジプシーのチャヴダロヴァニイサ(舌噛みそう)儲け役。声も表現力も良し。出番としては少ないので、練習たっぷりした感じ。その場(第1幕2場?)では突出していて、そのまま”イル・トロヴァトーレ”になってしまっても気付かなかったかもしれない。しかし、シモンの娘もアメーリアだったよなぁ。何で同じ名前使うのだろうか?しかも製作が極端に近い2作で。シモンは改訂版なんで、なんか訳がありそうな気がします。リグリアのアメーリアがジェノバを追われて、スウェーデン(ボストンという設定もあるが)に行ったとか........

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やや、格が落ちたのがバリトンのキリル・マロフで、この演目自体、せっかくベルディがバリトンに見せ場を多く作っているのに、なんか歌い方がモゴついた感じで、彼の場合は、いくら目をつぶっても、イマジネーション働かせても、ブルゾンやヌッチには聞こえなかった。

しかし、歌は、合唱も含めて引き込んでいく力があり、3幕目にむけてますます良くなっていた。さすが、ギャロフ他の歌手を輩出したけあります。やっぱりヨーグルトが喉によいのだろうか?

が、演奏は......ムムム。 序曲がお粗末なのは、緊張もありやむをえないと思うが、それにしても、出だしから音がでかすぎて早い。弦楽がきれにつながってアメリアへの愛の主題と、謀反の主題を混ぜ合わせ他美しい盛り上がりが全くない。。 それと、このオペラは主旋律を歌手が先に歌い、その後をオーケストラが追いかけるという部分が多いのに、オーケストラのピッチが速い、音がでかい。。で歌の邪魔をしていた感じがしました。一幕目、おスカルが完全に遅れているのに指揮は停まらずに発車進行という場面もありました。

ピチカートも多用されているけど、どうも技術の問題か、楽器の問題か、安心して利いていられない。大きい文字

帰りにアバド指揮のコヴェントガーデンの90年版を車の中で音だけ聞いて、耳のうがいをしました。オケと指揮に関しては、ちょっと言い方ががひどすぎるかもしれないけど、歌手が良かっただけに、レベルの低さが目立ち過ぎてしまった、というところです。

さて、今週は又あさっての土曜にテアトロ ジーリオショウワでベリーニの「夢遊病の娘」です。

友人と昼飯にオペラとバレエの話

「友人と昼飯にオペラとバレエの話」というのは女性の特権ではない。ま、バレエはやはり女性が多いだろうが、、。新聞社に勤める高校の同級生と久しぶりに会った。彼は、高校から合唱、グリークラブに所属しており、今も合唱団で歌っている肝いり。近々にオペラシティでバッハのミサ曲をやるとのこと。

ウィーンで、ハンプトンのシモン・ボッカネグラを聞いたとのことで、ウマラヤシ-!! 

華麗なるMET特集 NHKハイビジョン

今週は、NHKハイビジョンでオペラの特集! セビリア、ロメオとジュリエット、マクベス、ヘンゼルとグレーテル、連隊の娘という5作をいっぺんにやります。何と言っても画質が素晴らしい。早くブルーレイのレコーダーを買わねば。また、楽屋裏の様子や幕間に出演直前直後の出演者のインタビューもおもしろい。ドミンゴがオーケストラボックスに出る数秒前まで歩きながらインタビューを受けているのは素晴らしいと思うが、なかなか米国以外では難しいのではないだろうか?米国って、そいいうのを受けられないようなら、余裕が無いということで、選挙だって落ちちゃうような国民性がありますからね。

個人的には今回の見所はナタリー・デセイの連隊の娘です。シカゴオペラで9月にやっていて、サンフランシスコに行った時に、ひとっ飛び見に行こうかと思ったのだけど、さすがスケジュール的に1週間くらいで3カ所回るのは無理であきらめた。

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連隊の娘にはアン・ディエゴ・フローレスも出ているが、彼は、最近、「しばらく休養」宣言をしているので、これは見ておかないと。。明日金曜は20時までに帰ります。なにせ、録画出見るとDVD画質まで落ちてしまうんで。

火曜のロミオとジュリエット、アラーニャとネトレプコの美男美女だったが、やや中年太りのアラーニャ、声も甘く、演技もうまくネトレプコをリードして良いと思った。ここ数年、欧州ではネガティブな話しか聞かなくて、スカラ座なんかもう一生出られないようだし。。。これはアメリカで活躍するしかないですね。

しかし、見ているうちに、バリー・マニロウのように見えてきた。似てないでしょうか?

いよいよ来週はソフィアオペラの”仮面舞踏会”

来週は楽しみな「仮面舞踏会」ヴェルディの中期の傑作、後期と分類する人もいるようですが、いずれにしろヴェルディが、はじめてパリ形式のグランドオペラ(幕数が多くて派手なパリ好みのオペラ)で大成功を収めた演目です。その前に「シチリアの晩鐘」でパリに乗り込むも、著名な台本家スクリーブとぶつかり満足にいかなかったことを、台本家を変えて、今度は思い通りに、しかもパリではなくてローマで初演して大成功したそうです。で、パリの方を向いて”アカンベー”したとか。。。いずれにしろシモン・ボッカネグラの改訂(台本は、作曲家でもあるアリーゴ・ボイト)と同じころに作られているので、序曲がとても似ています。2-3回聞いただけでは、どっちがどっちかわからないほど。70-90年代には、主人公のリッカルドをプラシド・ドミンゴやパヴァロッティがかなりの回数に出演しています。僕は、72年コヴェントガーデンと75年スカラ座のアバド指揮のものと、90年のウィーンフィルでのショルティ指揮のものを3つ持っています。(後者2つはDVD)。すべてテノールはドミンゴで、歳をとってからの90年のものが最も良い、また役柄にあっている(それなりの歳の国王、または総督という設定なので)と思います。が、指揮とオーケストラの鳴りっぷりはずいぶんと違い、75年のアバド(まるでハーマンズ・ハーミッツのピーター・ヌーンのような長髪:最近アメリカン・アイドルで見た人いると思いますが)の鳴らし方に最も哀愁と知性を感じました。72年版は録音がモノラルっぽくてどうも引き込まれません。が、ショルティとウィーフィルの90年も弦を中心として(特に第2バイオリンあたりが光る!)素晴らしい音作り。

さて、こうやって聞き込みすぎてしまうと、がっかり、、、というパターンになるのか。でも、建築家のS氏いわく「ソフィアはニコライ・ギャロフ他、超一流を輩出している歌劇場だから期待出来る」とのことです。ですが、切符買ったあとに、エコノミー券発売になり、ちょっとがっかり。日本だとヴェルディも本当に椿姫とリゴレットくらいしか演目では売れないんでしょうなあ。
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