プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

ゲヴァントハウスのベートーヴェン

今日は地元のホールで、ゲヴァントハウス四重奏団の室内楽コンサート。なにせ自宅から歩いて10分で行けるのが良い。

前回の小菅優も素晴らしかったが、今日も極上の演奏でした。

ベートーヴェンは、"難しくて退屈”と思っている素人の僕ですが、今日は前から3列目中央という、ホームコンサートのような場所で、弦の音ひとつひとつが聴き分けられるような感じで、とても満足。第一バイオリンのフランク・エルベン、ライプチヒ生まれで、7才で音楽大学へ、22才でゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターになったのだそうです。これ天才でしょう。

澄んだ高音と不安の無い、音の立ち上がり。

曲目は、弦楽四重奏第6番変ロ長調 0p-18-6
大フーガ 変ロ長調 0p133
弦楽四重奏第13番変ロ長調 Op130
アンコールが第4番のメヌエット

技術的には先日のハーゲン弦楽四重奏団よりも上だと思いました。ただ、ハーゲンはすごい楽器使っているが。。
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新しいリスニングルーム車作成中

さて、大型のリスニングルーム車がいなくなり、代わりに5ナンバーのプジョー306という古い車の屋根有りと屋根無しが2台そろいました。これを音楽的に快適にするために、色々といじくってます。なにせ中古車だから、ガンガン穴開けてネジつっこんで、色々できて楽しい。
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エンジンルームにアタマをつっこんで配線中。もう何日もこんなことやってます。学生以来かな。

それで、とりあえず、2台にオークションで落としたCD-Rチェンジャーをつけて、そこに10枚のCD-R(だいたい一枚に100曲入る)を入れました。こんな内容です。

1. ボサノバMorning
2.ボサノバEvening
3.セルジオメンデス
4.JAZZ
5男と女(映画編も含む)
6. 60's
7.70's & 80's
8.オペラセリエ(Verdi中心に)
9.オペラブッファ
10.DIVAカラス他

その他、AUX端子を引っ張り出して、そこに切り替えボックスをつけて2台のiPodを切り替えて、FM波でなく直付けで聴けるようにしました。

カブリオレはスピーカーがJBLになっているのだけど、ハッチバックはアルパイン。アルパインもそう悪くないので、JBLにするかどうか検討中。


続く。



マノン・レスコー by キエフオペラ

チケットポンテでS席半額!に誘われて、文化会館でマノン・レスコー見てきました。平日、割と人気無い演目ということもあるが、入りは50%以下では?? 

マスネのマノンに比べて、練りに練ったという台本ですが、Verdiに比べるとプッチーニのストーリー作りは、合理性に欠けますが、その分音楽は美しい。

今回はソプラノのカテリーナ・ストラシチェンコが非常に良かった。ただ、声が良い、ということであって、表現力は今ひとつ。

で、もう一人の主人公デ・グリューのミコラ・シュリャーク、この人は悲しいくらい声量が無い。オペラは無理でしょ。ポップスでもやったらという感じ。合唱が入ると、全く聞こえないし、3幕目のル・アーブルの船着き場では、点灯夫と一瞬3重唱になるが、メガヘルツでいえば点灯夫の半分の音量。役かわったほうが良いのではと思いました。

グランドペラの専門劇場ということですが、ドンシャリスピーカーのように、クライマックスだけすごい音量で、楽器が良くないのか、音が割れる感じ。

先日のロベルト・デヴリューのウィーンフィルに比べてはかわいそうだが、いかにも荒い。でも、デヴリューの時の序曲のホルンのボロン...みたいな失敗はなく、それなりにオーケストラは手慣れた感じでした。

今回はどうも、オペラに没頭できず(子供や、ガタガタ音を出す客が多かった。無理矢理人を集めざるえなかったせいだろう)、ようやくラストのミシシッピーだかルイジアナの砂漠のシーンのマノンのアリアが良かったので、ここで満足感を味わった。が、すぐに、この第3幕2場(5幕目?)を、バレエのマノンの沼地のパドドゥにしてしまったらいいんじゃないかと考えたり、集中しきれない。(実際、これ良いアイデアではないか? もちろんマラーホフとヴィシニョーワで。。

辛口になってしまうのは、英国ロイヤルオペラのシノーポリ指揮、ドミンゴ、カナワのDVDを何度も見てしまったせいか... シノーポリがマノン・レスコーを蘇らせたというくらいだからね。
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さよなら走るリスニングルーム

この1年半、インターフェロン治療の通院の往復クルマとして、パワフル、扱いが軽い、乗り心地が良い、でも、でかい、ガス食う、一人で乗るにはムダという、個人救急車、プジョー407が友人のところに、引き取られました。4つのスピーカーをJBLにして、カーナビのハードディスクに、オペラとボサノバ、JAZZのCDを100枚くらい入れて、それにプラスしてiPodを2台くっつけて、いつも第三京浜や湾岸を、体力ヘロヘロだったけど、走るリスニングルームとして、快適でした。

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夜の湾岸道路。Verdiの仮面舞踏会か、David BenoitのJazzか。

【“さよなら走るリスニングルーム”の続きを読む】

ああ、エヴァ・メイ!!

エヴァ・メイ&アントニオ・シラグーザのデュオリサイタルという、けっこう豪華なやつに、当日券で、11日の火曜日に行ってきました。

エヴァ・メイ、良かった! シラグーザもとても良かったのですが、今回のお目当ては、ここ半年聞きまくっている"夢遊病の女”のラストのアリア!

このアリアがなければ、主役のアミーナはどんなに楽だろう、、と言うくらい(先日の公演のガイドに主役のソプラノが書いていました。)難しいベルカント。

鼻に掛かる甘いソプラノ、コロラットゥーラでなくて、こんなに甘い高い声を出せるとは....また、その高域での表現力も素晴らしく、うっとりでした。

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DVDでは先日のロベルト・デヴェリューのタイトルロールをやったホセ・ブロスと共演していましたが、この日の相手のシラグーザ、そしてピアニストもイタリア人(この人はミスタッチ多くちょっと頂けなかった)ということで、リサイタルといっても、オペラピッコロという感じ。ピアニストまで演技してました。

前から2列目、上手の出演者が出入りするところから3mくらいの席だったので、楽屋での大声のイタリア語の会話や笑い声も聞こえて楽しかったです。早くイタリア語上達しなくては.......

昨年のチューリッヒ歌劇場の椿姫のエヴァ・メイで、「この人、こんなに凄いのか!」と思いましたが、けっこう日本に良く来るようなので、ナタリー・デセイよりはホンモノを聞く機会は多そう。しばらく追いかけるかなぁ。

イメージはロッシーニ

久し振りに絵を買いました。イメージはロッシーニ。「萎れたバラ」というタイトルの作品ですが、葉山在住の作家を紹介されて鎌倉の個展で気に入って購入。

萎れたバラ

額が派手なのもロッシーニっぽい。グランド・オペラ調ね。

ヴェルディは別とすると、最近はけっこうオペラ・ブッファ(喜劇)が、気に入ってます。何と言ってもロッシーニの「ランスへの旅」。元気の出ない時はこれに限る。「セビリアの理髪師」はもちろん、似たような、もっとドタバタな「絹の階段」など.....。ロッシーニの喜劇、なんか薔薇の香りがします。

今年は、ナクソス島のアドリアネも東西の二期会のを両方とも見ました。ハイビジョンでだけれど、ドニゼッティの”連隊の娘”のナタリー・デセイも良かった。ジャンニ・スキッキもLAで見ました。それまでブッファは、フィガロくらいしか見てなかったので、今年がオペラ・ブッファ開眼の年です。

この絵、当家では勝手に"ロッシーニの薔薇”と呼びます。薔薇は、リヒャルト・シュトラウスだろう? そうだね。やっぱり"萎れた薔薇”にしておこう。

ロベルト・デヴェリュー by

グルベローヴァのロベルト・デヴェリュー見てきました。と言うのも変で、ドニゼッティのロベルト・デヴェリュー、ウィーン国立歌劇場、主演エディタ・グルベローヴァ、指揮フリードリッヒ・ハイダーを見てきました。というのが正しいのです。
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ホールオペラ、しかもグルベローヴァも歳も歳だし、ま~どーかなぁ.....と思って、安めのプレミアム・エコノミーシートで取りました。結果、こりゃひさしぶりの”S"ランクでした。やっぱりグルベローヴァはすごい!中音で個性を出すカラスも高音でこれだけの表情をつける、、しかも60才過ぎ(のはず)グルベローヴァにはかなわないのでは。。

ウィーンフィルの音、特に弦の音も良かったし(楽器もいいんだろうね)、ロベルト・デヴェリュー役のホセ・ブロスは先日来聞きまくっているエヴァ・メイと共演の"無湯病の娘”の主演エルヴィーノ役で、けっこう個性的な声が気に入ってた、まさにその人でした。声で気がついた。なにせ、開演30秒前にやっと籍にたどり着いたんで、事前勉強不足でした。

バリトンの侯爵役のロベルト・フロンターリも昨年のミラノスカラ座で、椿姫のジェルモン役で出演した人。こうやって、知っている人がドンドン出てくると、おもしろいし、僕もオペラ素人を脱出したかなあという感じしてきます。

しかしフロンターリはゴッビなどと同じ、ドスの利いたバリトンで、僕はどちらかというとブルゾンやヌッチのような明るいバリトンが好きです。

あ、オタクっぽくなってきたので、この辺で。。。



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