プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

セルジオ・メンデス来日

今、ちょうどJ-WAVEにセルジオ・メンデスがゲストで出てました。来日していて、来週ブルーノートでライブするらしい。

メンデスは、一番大好きなボサノバミュージシャンです。彼の音楽は70年代の後半から20数年、まったくボサノバではなかったけど、また最近はボサノバラップみたいになって戻ってきましたね。

最初のヒットのマシュケナダの入っている"ハーブ・アルパート・プレゼンンツ”はもちろん、その前の下積み時代のLP、キャノンボール・アダレイとのデュエット盤など、ほとんどのLP、CDを持っていますが、一番好きなのは70年に来日した時のライブ盤。これはピアノとドラムス、パーカッション、ベースだけで、ギターがない。そのため、とてもジャズっぽくて、メンデスが一生懸命ピアノでメンバーをリードしているのが良いです。そして、この後、グループを去ってしまうラニ・ホールの電気処理していないナマのボーカルが素晴らしい。

ラニはA&Mの社長のハーブ・アルパートと結婚して、今も同社のマネージメントです。その代わりにボサリオから抜擢されて入った、小柄で可愛い(ツィギーみたいだった)グラシーニャ・レポラーセ。その後メンデスと結婚しましたが容貌がとても変わりまして、それで2度ほどライブに行ってから、見るのが怖くて二の足を踏んでます。
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一方、もう一人のボーカル、カレン・フィリップスに代わったのが、キュートな声のボニー・ボウデン。彼女は今もスリムでジャズからクラシック、オペラまで歌ってます。ロサンジェルスに住んでいるようなので、一度ライブに行きたい!

今日は、東京は雪、寒い金曜日です。



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ライモンダ新国立

新国立劇場で日曜日マチネのバレエ”ライモンダ”を見てきました。今年は6月に新国立で、僕の大好きなタマラ・ロホ(英国ロイヤルバレエ...だと思う....のプリンシパル)がコッペリアを踊る、でその相手がまた、これも大好きなホセ・カレーニョ(ABT)ということで、是が非でもチケットを取るべく、一番優先される取得方法である3公演まとめ買い、大人買いでライモンダ、白鳥、コッペリアと取ったわけです。

だもんで、タマラ・ロホ以外はおまけみたいなもんで、見に行くのにもイマイチ気合いが入らない。おまけにこの日は花粉症がひどく、アレルギーのために眠くて眠くて......すみません、半分くらい公演中寝てしまったようです。ko_20000830_kouen.jpg

しかし、内容はなかなか充実していました。今回ライモンダは6回公演、半分の3回はボリショイ・バレエのスター、ザハロワが踊りましたが、この日は川村真樹。決してスタイル的には良いわけではないが、軸がぶれない(麻生首相の逆)安定した回転と、スピードに華麗な強弱がついていて、なかなか美しい踊りでした。また、碓氷悠太もジャンプ力、踊りの正確さで魅了されました。まだ若いと思います。これからが楽しみ。

ライモンダは、4-5年前に、ABTの公演でカレーニョとパロマ・ヘレーラで見ましたが、この時はカレーニョ絶不調で良く無かったのです。今回は群舞、そしてオケも良かったです。

さて、これからしばらく観劇がありません。3月に入ると5日のハーディング指揮の幻想交響曲、ラインの黄金、カルメル会修道女の対話、Jazzの小曽根真のコンサートと立て続けなのですが、2月はこれで打ち止め。たまっているオペラのDVDでも見るとしましょう。

ラ・トラヴィアータ 宮本亜門演出

久々の“ラ・トラヴィアータ”観劇。 宮本亜門演出で話題になっていたものだが、とても良かった。演出は現代版。2005年のザルツブルグのデッカー演出のネトレプコ/ビリャソン版は白を基調にしていたが、これを黒基調に変えたような感じ。市松模様のようなゆがんだ空間の舞台には、場の設定の具体性を示すものは何もない。

黒=死として、パーティの客も顔の”どうらん”まで黒。それにおびえる椿姫の様子が各所に現れて、幕開けから死と対峙しているヴィオレッタを強調するのはうまい演出と思った。バックの市松模様が目の錯覚で時々グラグラと揺れるような感じで不安定さ与え、さらに死を強調していると感じた。

2幕2場の怒るアルフレードに対してなすすべも無いヴィオレッタの悲しさと迫ってくる死の表現は最も素晴らしく、紙幣を投げつけた後さらにスカートのボンネットを取ってしまうという、ややもすれば下品になりがちな演出もタイトルロールの安藤赴美子の華奢な体躯での熱演で実に自然に舞台が流れて行き、思わず落涙....引き込まれた。
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その2幕2場と3幕が休憩は挟むものの、構成上つながっており、3幕の序曲でフローラのパーティから客人が退場する(死が最後の一時をヴァレリーに与えるという感じ)のも秀逸。

ただ、黒塗りになっていない脇役の男爵、フローラ、ガストン、使者などがオーバーアクションすぎてやや鼻についた。

歌手としては、安藤赴美子が群を抜いて良かった。オーディションで選ばれたというだけあり、とにかく役を自分のものにしていること、相当の練習を積んだと思われる。一幕目の高音部が不安定だったり、声量と息の長さに物足りなさを感じたりすることもあったが、中音部での表現力と高音のピアニシモの美しさはそれを補ってあまりある。他は?アンニーナの磯路美樹を除いてはムムム....であった。

アッレマンディの指揮は評価がわかれそうだが、ジュリーニを思わせるゆっくりな序曲と、その後のリズム感を重んじたテンポの速い曲の流れは、全体としては、曲作りをしているというよりは、オペラの劇の効果音を作っていたように感じた。セリフの無い部分は、正統派っぽくバイオリンを中心に弦を鳴らすが、多くの部分では、低音と高音、特にティンパニ、コントラバス、ピッコロが非常に前に出てくる感じを受けた。(これは、当日私が座っていた席が文化会館の2階L1扉という前の端だったためもあるかもしれないが。)なんか、BOSEのスピーカーを聞いているような感じではあり、1幕目は耳障りな感じがしたが、しだいにその意図がわかり始めてからは気にならなくなった。結論としては、けっこう気に入った。ただ、CDにして改めて聞くような演奏ではないような気がする。

全体としてはひさしぶりに、僕の一番好きなオペラの演目、ラ・トラヴィアータに雑念なくのめり込めた感じ。満足感高かった。

そう言えば、7月からはじまるサンタフェ・オペラのシーズンは、ナタリー・デセイの新プログラムのラ・トラヴィアータである。行きたい....... 宮本亜門はこのサンタフェ・オペラの一演目も演出するようだ。



「タンクレーディとクロリンダの戦い」「ダイドーとイニーアス」

ヨコスカラ座(僕だけがそう呼んでいる)こと、横須賀芸術劇場で、同館開館15周年記念オペラ「タンクレーディとクロリンダの戦い」「ダイドーとイニーアス」の2本の、珍しい”バロック・オペラ(?)”を見てきました。

行く前はオペラの元祖、始祖ともいうべき、モンテベルディの「タンクレーディ~」への期待が高かったのです。なにせ、ダイドー~」は、英国の17世紀の音楽家ヘンリー・パーセルの作品ということで、どうもオペラのイメージがわかなかったのが本音。パーセル、テレマンとかいうと、どうしても頭に浮かぶのが教会音楽か、食事用のムジーク・ターフェル。たしかパーセルはウェストミンスター教会のオルガニストだったということを、昔僕がイギリスに語学留学してた時に授業で習ったような覚えもある。。ところが、今日の試合(?)結果は「ダイドーとイニーアス」の一本勝ち!! 。

英国の音楽家ということで、当然歌詞も英語でなんか珍しい感じでした。Tonightとか、Tomorrow!と言うのはオペラでは聞き慣れないです。

とにかく歌手が素晴らしかった。ダイドー:林美智子、イニーアス:与那城敬、ベリンダ:國光ともこの3人が素晴らしい! 特に林美智子は去年はウナポコを3連発で聞いたり(Una voce poco fa, セビリアの理髪師より)、今年7月に佐渡裕指揮でやるカルメンに向けて、最近良く歌っているハバネラをNew Year GALAで聞いたり、まあそういったイメージしかなかったのですが、今日のダイドーの役を彼女は素晴らしく表現していました。凛として、背筋が通った感じで、今までに知らなかった林美智子がいました! 

淡々と押さえた歌い方も気品があり、彼女もナタリー・デセイのヴォカリーズみたいなアルバム作って欲しいなあ、と思いました。

影が薄くなってしまった「タンクレーディとクロリンダの戦い」は、歌舞伎の舞踊とのアレンジで、新しい試みでした。ロッシーニの「タンクレーディ」も見てみたくなった。
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「タンクレーディとクロリンダの戦い」は数々の名画になっているようです。たしかにどっこかで見たような感じしますね。

ということで、ちょっと新鮮はオペラ観劇でした。が、ヨコスカラ座は、何度も言いますが、4階、5階の席の手すりが高すぎて、まるで収容所に入れられたみたい。横須賀刑務所劇場(失礼...)一番安い\2.000-の席でも高いと思います。これなら新国立のZ席\1,500- D席\3,000-のほうが全然良いと思います。

でも、このような意欲的な作品発表の場所を与えてくれるだけでも拍手!!






Silver Weddingでのバイオリン

家内の友人夫妻の銀婚式パーティに招かれました。銀婚式と言ってもお二人とも50才!若い。。こっちはまだ3年あって、銀婚式のころには「アラカン」です。”アランウンド・カラヤン”と訳してほしいが。

パーティの途中、短い時間でしたが、バイオリンの独奏がありました。

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なかなか素敵。 僕たちの銀婚式の時もパーティやろう!と話しました。ボサノバか、声楽か、室内楽か......,
なんか入れたいですね。2012年をお楽しみに。

バラの騎士? バラ満開です。

だいたいいつもユウウツな月曜日の朝ですが、昨日の月曜は、朝一番で大量の美しいバラの花がフラワーコンシェルジュの麻生さとみさんから送られてきました。(彼女のブログは、http://www.satomiasou.com/satomiasou/index.html)いやー。きれいです。外はまだ梅がチョボチョボですが、室内は一気にバラ満開。この写真を撮ったあと1時間もしたら、もっと花びらが開いて大きくなりました。
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思わず"バラの騎士”をかけようかと思いましたが、どうもやっぱり月曜の朝、そこまでの元気なく、アントニオ・カルロス・ジョビンとエリス・レジーナの、"バラに降る雨”をかけて静かにお花を観賞。このアルバムはジョビンとエリスの1974年のデュエット版で、全曲ジョビンの作品ですが、タイトルの曲が素敵です。

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