プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

ラ・トラヴィアータ 新国立

あけましておめでとうございます。。なんて今頃言えないのですが、昨年12月から更新をサボっていたので、ひさしぶりのブログです。

昨日は大好きな椿姫、もう5回くらい見た(DVDを入れれば10数演目見た)んですが、やっぱり好きだ。ヴェルディの中では椿姫、シモン・ボッカネグラが圧倒的に好きです。

昨日はバレンタインデー、椿姫の初日。ルーカ・ロンコーニの演出とあって、クラシックで安心して見られます。タイトルロールのパトリツィア・チョーフィー、声は良く出ているし、無理がなくて華もあるのですが、高音域がくぐもった感じがどうも好きになれません。それに対しアルフレード役のウーキュン・キムは、素晴らしかったです。ドミンゴを思わせるような透き通ったテノール、張りがあって情感豊かでした。ただ、ビジュアル的には、相撲取りではないかという感じで、実際"朝青龍”というニックネームがついているそうです。それが、ちょっと残念。1幕目、2幕目は、まあ二人とも普通の上くらいの出来だと思っていましたが、3幕目はとても良かった。ヴィオレッタが手紙を読むあたりから(これがとても自然、やはりルングとかモシュクのようなロシア人ではなくて、イタリア人は当たり前ながら母国語ですからね)盛り上がってきて、「パリを離れて」の2重唱は泣かせました。 アンニーナ役の渡辺敦子も良かった。

良くなかったのは、オーケストラ。指揮が悪いのか、オーケストラが悪いのか。序曲からしてフニャフニャで、以降もイージーリスニングでも聞いているような感じ。1幕目2場の最初あたりは、安心して聞いてられませんでした。これはジェルモン役のルチオ・ガッロも同様で、2幕目登場してから「天使のように」のあたりまでは、音程も不安定でした。「プロヴァンス」でだいぶ良くなってきて、最後に息子にビンタを食らわせてからオロオロするカバレッタが省略されていたのは残念。これって、ジェルモンの親馬鹿さ加減がわかるので、けっこう重要な歌だと思います。

ともあれ、3幕目はオケも歌も良くなり(2幕目終わったところで、舞台裏で反省会やったのか?)最後は満足。

外へ出たら、けっこうな雪が降っていました。幸いスタッドレスタイヤの車で来ていたので、渋谷で最近見つけたおいしいイタリア料理屋でゆっくり食事をしていたら、横浜横須賀道路が通行止めになり、帰宅したら1時になってしまいました。


で、ちょっと振り返って見ると1月は、新国立のトリスタンとイゾルデに行きました。なかなか良かったですが、あの水を張った演出はわからない。最初に月が水面に映るところだけはいいが、兵隊が、バチャバチャやるので幻滅。ちょっとこまった演出でした。


12月は、レオ・ヌッチのリサイタル。これは2010年を飾る、最高の舞台でした。色々な方がブログに書いているので割愛しますが、今年5月にウィーンでシモンボッカネグラをヌッチがやるそうです。行きたい~。
スポンサーサイト

FC2Ad