プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

極私的オペラ10選

僕がオペラを見始めたのは2003年。今日まで10年の間にずいぶん見て来たと思い、暇な土曜日だったので数えてみたら公演では約120。月1回だから、思ったより少なかった印象。DVDなどで見たのも同数くらいと思います。ちなみに観劇自体は230回くらい行っていて、あとの110回はバレエ、交響楽、管弦楽、ボサノバ、Jazz、歌舞伎という具合ですが、バレエが50回くらい。これは思ったより多かったです。

でもって、個人的なオペラのベストテンを並べてみました。

1.シモン・ボッカネグラ
2.ラ・トラヴィアータ
3.ドン・カルロ
4.アイーダ
5.夢遊病の女
6.オテロ
7.リゴレット
8.ナクソス島のアドリアネ
9.イル・トロヴァトーレ
10.ドン・ジョヴァンニ
番外:ニーベルングの指環

という感じです。10のうち7つの演目はヴェルディです。とにかくヴェルディは大好きでイタリアに墓参りに行ったくらいですから、必然的にそうなるのですが、彼の作品の中で多分一番多く見ているのは、ラ・トラヴィアータ、椿姫だと思います。国内外でヴェルディの作品としては一番多く上演されているでしょうから見るチャンスも多くなるのですが、ヴェルディのオペラの中では、音楽が旋律を奏でる(と言えば当たり前ですが)美しさは一番と思います。また、ヴェルディファンとしては、当時ヴェルディと生活を共にしていたソプラノ歌手、ジュゼッピーナ・ストレッポーニの生い立ちやイメージと、デュマ・フィスの原作をかぶらせて、当時ヴェルディのおかかえ脚本家のようになっていた、フランチェスコ・マリア・ピアーヴェが苦労して当時のミラノを領地としていたオーストリアの検閲を通したことやら、初演の失敗など裏話にこと書きません。トラヴィアータは実在の人物、アルフォンシーヌ・プレシであり、アルフレードは椿姫の原作の作家デュマ・フィス(小デュマ)で、プレシの墓はパリにあることは周知のことですが、先日、学習院のオペラ講座で知り合った、オペラ通の男性の方に、ジェルモンはデュマ・フィスの父アレクサンドル・デュマ(大デュマ:三銃士や巌窟王の作家)で、ジェルモンがマダム・ヴァレリーの家を訪れたことも、アルフレードが借金を返しにパリに行ったが、高利貸しに「父親(大デュマ)の一文がなければ金を出せない」と言われたことも実話であると教えられ、びっくりしました。フローラやドルフォール男爵も、実在のモデルがいたそうです。椿姫って、裏を知れば知るほど面白いのですよ。

そして、あの序曲、オペラのストーリーを後ろからなぞり返すように作られた美しいものですが、あの序曲ほど、指揮者によって組み立てが違う序曲もないのではないかと思います。昔、色々な指揮者の序曲の長さを測ったのですが、一番長かったのは、カラスと共に、スカラ座の"椿姫”を築き上げた、カルロ・マリア・ジュリーニの2分58秒。一番短かったのは、ロリン・マゼールの70年頃のベルリンでの1分58秒。1分も違うのです。僕自身は、ジュリーニの序曲にはぞっこんです。

その後、実際にスカラ座でマゼールの指揮で椿姫を見ましたが、この時は時計ははからなかったものの、とても遅い演奏でした。

今までで最高の椿姫は、2007年にメスト率いるチューリッヒオペラでエヴァ・メイが歌ったものでした。音楽も歌手も素晴らしく、ヌッチのジェルモンとメイがからむ2幕1場、メイの奇跡のようなピアニシモの3幕、そしてクライバーを思わせるような、斬新ながら厚みのあるメストの指揮。堪能しました。また、トリノ歌劇場来日の時のデセイの椿姫も素晴らしかったです。新国立でも何度か見ましたが、2007年(?)のエレーナ・モシュクのタイトルロールはなかなか良かった。彼女は今や円熟期ですね。

ただ、現存のソプラノで椿姫を素晴らしく歌うというマリエッラ・デヴィーアだけ、僕は聞き逃しています。都合がつけば今年11月にシチリアでの公演に行きたいと思っています。

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ヴェルディの墓地のある、”音楽家の家”と僕


1位のシモン・ボッカネグラについては、嫌というほど書きましたので、省略。

3位は、色々考えましたが、やはりヴェルディの大作ドン・カルロを入れました。昨年のMET来日の時に、フリットリのエリザベッタが聞けなかったドン・カルロですが、ファビオ・ルイージの指揮はとても良かったと思います。やはり、この作品は聴き応えがあるグラン・オペラという感じがして、他のヴェルディの作品とは違います。2006年に新国立で上演されたドン・カルロは日本人歌手が多く出演しました。エリザベッタの大林博美、宗教裁判長の妻屋秀和、修道士の長谷川顕など素晴らしかったです。最近、やたら外人歌手の多い新国立、この時のことを思うと、やはりもう少し日本人を入れてダブルキャストにしてもいい感じがします。

アイーダも、ドン・カルロとは趣向は全く違いますが、ヴェルディとしては大作。グラン・オペラです。これは、椿姫の時とは違うヴェルディの愛人、テレーザ・シュトルツをタイトルロールに据えて書かれた作品とのことですが、劇場で見るのも良いのですが、僕は、元気の無いときは車の中でこれを聴いて出勤します。あまり説明はいりませんね。

5位にいきなりベリーニがはいるのですが、夢遊病の女、これは、実際には公演は2回しか見ていないのですが、たまたま、持っているCD、DVDが素晴らしいので、とりこになった感じです。エヴァ・メイ&ホセ・ブロス(この人の変わった声、大好きです)、バルトリ&フロース、デセイ&フローレス、どれも素晴らしいものですが、この演目では、やはりバルトリが一押しです。メゾ・ソプラノとかソプラノとか、全く関係ない声質の美しさが堪能できます。最後のアリア・フィナーレが凄いですね。普通の歌手は、あそこさえなければ、どんなに良い演目か、と言うらしいですが...... 今年の藤原歌劇(ここは割と夢遊病の女良くやってくれます)の公演が楽しみです。

そして、オテロ! ヴェルディの作品は僕にはどれも、甲乙つけがたく、オテロが椿姫と入れ替わっても良いくらいです。まず、最初の暴風のような序曲に圧倒されます。ムーティーがスカラ座を連れて来日した時の、この始まり方の素晴らしさ、ムーティの格好良さ、目に焼き付いています。そしてなんと行ってもヤーゴはレオ・ヌッチでしょう。ルーチョ・ガッロのも良かったです。とにかくイタリア人でないといけない役。ヴェルディは、このオテロのタイトルロールにフランチェスコ・タマーニョを起用したようです。タマーニョはヴェルディ後期、アイーダ以降のテノールとして重用されますが、その声量の大きさは、スカラ座の外にまで響いたとのこと。今、タマーニョの録音が残っていると言うので、一生懸命ブログで探しています。ここ数十年のタイトルロールとしては、僕は、けっこうドミンゴが好きです。

リゴレット、これもピアーヴェの台本。ユーゴーの「王は愉しむ」をもとに作られた作品で、実は、現代の著作権の確立にも大きな役割を果たした作品のようです。ここらへん、今年の9月から僕が講師を務めます、東京理科大学大学院 知的財産戦略専攻科の授業で、ちょっと生徒達に話をしようと思っています。

この作品は僕にとっては、あまりストーリーで魅了されるオペラではなく、あくまで声で決まるオペラだと思います。僕にとって最高のキャストは、リゴレットはやはりヌッチ、マントヴァ侯爵はパヴァロッティ、ジルダはグルベローヴァでしょうか。3幕目の4重唱はオペラの醍醐味です。

8位 ナクソス島のアドリアネ、いきなりリヒャルト・シュトラウスに来ました。普通はシュトラウスであれば、「バラの騎士」が来ると思いますし、僕もバラの騎士大好きです。ドイツ語で”ローゼン・キャバリエ”というと、なーんかかっこいいですよね。それでもナクソス島を入れたのは、この劇中劇オペラ、不思議な浮揚感、というか、非現実感があり、また、まったくイタリア的でないオペラブッファの、ミュージカル的魅力が好きなのです。けっこう色々な舞台を見ましたが、大阪二期会が新国立中劇場でやった公演は、なかなかおもしろかったです。大阪的喜劇感がありました。それとシュトラウスの美しい旋律も魅力です。ツェルビネッタは、やはりグルベローヴァでしょうね。バッカスが出てくるシーン、ここはいつも期待します。けっこうおかしいです。オペラとしては、ドタバタ劇と言ってもいいかもしれませんね。そう言う意味では、ロッシーニの"ランスへの旅”も大好きですが、2公演しか見ていないので、あえてベストテンから落としました。この2作は、そのドタバタさで類似感があります。

9位、イル・トロヴァトーレ、実はナブッコにしようか、今でも迷っていますが、やはりヴェルディの中期の3作は落とせないところです。この3作は、ベルカントからヴェリズモ的な歌い方への、移行期にある作品だと思います。ですので、歌手が良くないといけない。ま、他の演目だって、歌手が悪ければダメなんですが、リゴレット、イル・トロヴァトーレ、ラ・トラヴィアータの3作は、特にそう感じます。この3作の中でイル・トロヴァトーレだけは、カンマラーノが脚本を書いています。その経緯については良く知りませんが、カンマラーノは脚本の完成直前に亡くなり、最後の部分は、バルダーレという人が仕上げています。原作は、シモン・ボッカネグラと同じ、スペイン人のグティエレスというあまり有名ではない作家ですが、なぜかヴェルディは彼の作品を2作オペラ化し、傑作として世に送り出しています。僕がこの作品を好きなのは、何度見ても完全には理解できないというところにあると言っても良いのです。1幕、1幕が独立していて、そのストーリーははっきりしているのですが、幕と幕のつながりが、色々と解釈できる面があり、いつも発見があります。配役としては、脇役ですが、ジプシーの老女、アジェスティーナを誰が歌うかが、一番興味があります。やはりコッソットではないでしょうか?あの凄みは、魂の叫びのようです。曲は、前作のリゴレットの続きのような部分もありますが、これもまだ聞き込みが足りないせいだと思います。この作品、シモン同様、まだまだ何度もみたいと思います。

で、10位も色々考えましたが、ドン・ジョヴァンニを入れました。今年4月の新国立でのマリウシュ・クヴィエチェンのタイトルロールを聴いてなければ、10位に入れなかったかもしれませんが、これは完全に今年の3指に入る名演でした。この作品は、モーツァルトの他の作品と比べても、かなり色が違います。オペラ・セリエと言えると思いますが、あまり悲劇感はありません。でも救いもありません。何やら、中途半端に突き放された感じで終わってしまうのです。他のダ・ポンテの作品、フィガロの結婚、コジ・ファン・トゥッテとは全く違いますね。いずれにしろ、この作品もそうですが、僕は、歌手の声質はテノールよりバリトンに魅力を感じるようです。

そして、番外はワーグナーのリングです。そして、トリスタンとイゾルデも番外で入れたい作品です。この2作品はオペラという枠にはまらない、ワーグナーの総合芸術だと思いますが、興味の観点は全く違います。リングの方は、僕自身が映画のロード・オブ・ザ・リングの大ファンで、いわゆるヨーロッパ中世の指環伝説が好きなところから入っています。トリスタンの方は、完全にトリスタン和音に象徴される音楽から入っています。とは言え、演出が色々と違うものがあるのも魅力です。東京リングのような現代風のものもなかなかよかったですし、METのクラシックなものも良いですし、そういう楽しみのある作品です。トリスタンの方は、通常場面は全く変わらないので、最初の舞台設定がキイになりますが、僕はポネル演出が好きです。なお、トリスタンとイゾルデは指揮者、演奏者、歌手に、長時間相当の負担をもたらす演目で、トリスタンの演奏中に亡くなった指揮者は、古くはフェリックス・モットル、1968年には日頃から「トリスタンを演奏しながら死にたい」と言っていたヨーゼフ・カイベルトも指揮中に死亡、その他、練習後に死亡したトリスタン役の歌手(名前思い出せず)もいたはずです。

僕も2007年だったか、持病の肝炎のインターフェロン治療のすさまじい副作用の中、ベルリン歌劇場のトリスタンを何とかみましたが、ぐったりしました。しかし、バレンボイム指揮、ワルフラウト・マイヤーのイゾルデ、聞き逃すわけにはいきませんでした。この時も、休憩時間に救急車がNHKホールに来て、倒れた観客を病院に運んでいました。トリスタンとイゾルデはやる方も見る方も命がけです。

私的オペラ演目ベストテンの中にロッシーニが入っていないのは、それほど聴いていないからです。ドニゼッティなどもそうで、1-2回の公演やDVDの視聴では、なかなか良さが本当にはわかりません。その点、何度か見ていても、どうもしっくり来ないのが、プッチーニです。どうも叙情的すぎる感じがするんです。彼の作品の中では、三部作が好きです。それも外套が一番好き。暗いですね。

ヴェリズモの”カヴァ・パリ”(カヴァレリア・ルスティカーナ、道化師)も最初の頃は好きだったのですが、何回か聞くうちに興味が薄くなりました。なぜだかはあまり良くわかりません。

ともあれ、ヴェルディの生涯に作られた26作品の中でも、まだ9作は見ていません。ルイーザ・ミラーなどは、先週のスカラ座での公演素晴らしかったようで、本当は行きたかったのですが、上野に行くようなわけにはいかず断念しました。

今年は、何と言っても11月にシチリアで数日違いで上演される、デヴィーアの椿姫とヌッチの二人のフォスカリに行けるかどうか。。です。大学院の講師業もはじまってしまいますので、まだ決められないのですが、なんとか行きたい。。


あ、だらだらと長くなりました。これでおしまいにします。
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シモン・ボッカネグラの話(又)

又、シモン・ボッカネグラの話です。7月にチケットを取っているオペラは、新国立研修所公演の"固辞・ファン・トゥッテ”だけなので、色々とDVDをネットであさりました。で、逸品を見つけました。NHKイタリアオペラの1976年9月26日の”シモン・ボッカネグラ”

歴史上最高のシモン歌いと言われる、ピエロ・カップチルリがタイトルロールです。マリアはカーティア・リッチャレルリ、フィエスコにニコライ・ギャロフ、指揮はファブリツィースでした。カップチルリは、1929年トリエステ生まれ、2005年に亡くなっていますが、初期の50年代は道化師や、ドン・ジョヴァンニなどを歌っていますが、次第に、リゴレットからシモンの役に移っていったようです。そのきっかけになったのは、1971年のアバド指揮のシモンに出演した時で、シモン・ボッカネグラもこれ以降、欧米でヴェルディの後期代表作として、多く上演される演目になりました。この時のフィエスコもギャロフ、マリアはミッレラ・フレーニ(ギャロフの奥様)でした。これは、歴史に残る名演だったようですが、残念ながら録画は残っていないようです。

カップチルリは、まさにヴェルディ・バリトンと言える豊かな奥行きのある響きを持っています。アバドのシモンは、DVDでは聴きましたが、それは素晴らしいものです。その後色々な指揮者のシモンを生で、またDVDでも聴きましたが、アバドに勝るシモンはありません。

ですから、アバド指揮、カップチルリのシモン、見たかったです。本当に。。でも、CDでは、アバド指揮、シモン:カップチルリ、フィエスコ:ニコライ・ギャウロフ、アメーリア(マリア):ミレッラ・フレーニ
、ガブリエーレ:ホセ・カレーラスのを持っています。これもしびれます。

来週、自分の仕事で、東京ビッグサイトの ライセンシング ジャパン というショーに出展するため、昨日届いたこのDVDをゆっくり見る時間がありません。ショーの後の楽しみです。

日本では、滅多に、というか最近、全く上演されないシモン・ボッカネグラ。海外では今年から来年のヴェルディイヤーで、たくさん取り上げられています。バリトンに声を落としたドミンゴもシモンを中心に歌っていますが、これもMETまで聴きにいかなければなりませんでした。

ですので、もしご興味を持たれた方、癌が完治した後のアバドが指揮をし、カルロ・グェルフィがタイトルロール、そして、先日日本でリサイタルを開いたルーチョ・ガッロがパオロを演じる、2002年のフィレンツェでの公演がDVDになっています。それも2300円(Amazon)です。是非聞いてください。僕はヴェルディの中で一番好きな、メロドランマです。

ということで、今日は自分の趣味を押しつけておしまい。シモンの話が多すぎる?そうですね。次回は、他のヴェルディの話をしましょう。そうすると、やっぱりトラヴィアータですね。

ナタリー・デセイが心配 & 金曜のJazz

6月後半の、ミラノスカラ座のマノンのタイトルロールに出演を予定されていた、ナタリー・デセイが降板したことは、もう皆様ご存じだと思います。5月のMETのライヴ・ビューイング撮影の時に、トラビアータに出られたのは、まあ良かったですし、その内容も感動的なものでしたが、一幕目の後でインタビューアーのデボラ・ボイトに本人自らが言っていたように、高音が出きってなかったですし、何より声自体が涸れた感じで見るに忍びないと思いました。

トラヴィアータは歌手にとっては、コロラトゥーラからアジリタ、レッジェロからドラマティコまで要求される厳しい役だそうです。満を持してこれを歌ったデセイ、喉を壊さないと良いのですが.....彼女は既に2-3回喉の手術をしていますが、そのたびに新しい声を得て、素晴らしい演技力とともに輝きを増してきたのです。

でも、今回は、時折「もう引退して女優になる。」などと漏らしているようで、心配。ナタリー・デセイ50歳です。まだ10年は歌ってほしいところです。

ちなみに、デセイの代わりにマノンを歌うはずだった、ネトレプコも結局降板、エルモネラ・ヤオが歌ったようです。ヤオは若いソプラノで日本でもロイヤルオペラで来日、トラヴィアータで聴きました。これも誰かの代役だったと思います。トラヴィアータを得意とするようですが、花がなく、声量もないので、マノンではどうなんでしょうか?

話がそれましたが、11月にデセイは来日して、ランメルモールのルチアを演奏会形式で歌う予定です。が、果たして実現するのかどうか? 僕自身は極めて懐疑的に見ています。

その2日違いでリサイタルを行うレオ・ヌッチは70歳にして、今が輝くピークではないかというくらい、元気。今年はヌッチを追いかけます。

さて、この前もお話ししたように、7-8月はオペラもオフシーズンになるので、バレエの観劇が多くなるのですが、毎年6月はJAZZも生で聴きに行きます。もともと僕がオペラの前に30年くらいはまっていたのは、ボサノバとJAZZ。2000年から2008年くらいまで毎年6月中旬にニューヨークに1週間、仕事で滞在していたので、毎晩のようにJAZZを聴きに行きました。METもどうせその頃はオペラは終わっているのです。

ところが、2009年より、その仕事がNYからラスベガスに移ってしまい、JAZZともちょっと遠くなりました。C型肝炎でお酒が飲めなくなったこともあるんですが。

そして、NYでも東京でもJAZZは下火、特にNYでは有名なJAZZクラブが消えて行きました。スウィート・ベイジル、ボトムライン、ファットチューズデイ、ブラッドレイズ、毎年ひとづづつ無くなるという感じ。

ともあれ、昨日は久しぶりにJAZZを聴きました。それも最上質の。。。

日本の誇るベーシスト鈴木良雄と彼のグループBASETALKが新しいCD "Dancing Luna"の発売記念のコンサートでした。場所は、なんと白寿会館。クラシックで有名な音響の良いホールです。曲はいつものように、全曲彼の作曲。鈴木さんは、クラシックの鈴木メソッドの一族の中でただ一人JAZZをやっているということで、クラシックの素養もあるのです。本当に美しい曲を作ります。70年代から80年代にかけてNYで大活躍し、アート・ブレーキーや、スタン・ゲッツのバンドに所属、その後独立して、MISTRALという美しい曲を大ヒットさせました。今でもNYのFMやSmooth Jazzで彼の曲がかかると嬉しい。

2セットで2時間半、素晴らしい金曜の夜でした。

うちの家内が鈴木さんの奥様と、NYの大学で同窓だった関係で、鈴木さんともお話ししたことがありますが、素敵な人です。男でも惚れます。

鈴木良雄のサイトは、http://homepage2.nifty.com/fmw/chin/index.html


今年後半の観劇予定

ロサンジェルスにいます。昨日まで仕事でラスベガスのライセンスショーというのに行ってました。泊まったホテルがルクソールという、ピラミッドの形をしたホテルで、巨大なスフィンクスはあるは、ホテル内に宮殿はあるは、でこれは"アイーダ”の舞台にしたら最高ではないかと思いますが、ラスベガスにはオペラはありません。代わりに、セリーヌ・ディオンとサンタナがショーをやっていました。毎年、行くのですが、ギャンブルにも興味の無い僕にとっては、最悪のリゾートですね。

ロサンジェルスオペラも、もうシーズン終了ということで今回の旅行では、オペラチックなことは何もなし。

僕は、毎年オペラのシーズン・オフの7.8月は、バレエの公演やJAZZを聴きに行きます。今年は、3年に1回の世界バレエフェスティバル。色々なダンサーが出るプロダクションにはAとB、それにGALAがあり、GALAはほとんど切符を取るのは不可能です。取りあえずBプロだけ取ったら、友人からAプロの切符も譲ってもらえることになりました。

バレエはについてはあまり良くわかっていないのですが、上手い下手は、見てすぐにわかります。今回は、パリオペラ座のエトワール(最高峰のクラス)オレリー・デュポンと一昨年でオペラ座を引退したマニュエル・ルグリが、一緒に踊るのが何よりの楽しみ。また、ボリショイバレエのオシポワという若いダンサーもご贔屓です。

そして、全幕物では、ドン・キホーテも切符取りました。これは、タマラ・ロホという超絶技巧を持ったダンサーが踊ります。彼女のドン・キホーテは2回目ですが、すごいですよ。

バレエのダンサーはやはり40歳くらいでリタイア(オペラ座の定年は42歳)するので、見られるときに見ておかないと、だめなんです。体のシェイプを保つ、怪我のリスクなど、オペラ歌手よりもストイックな生活を強いられていますね。

あとは、ちょっと先になりますが、11月2日に新国立でバレエ、シルヴィアを見ます。シルヴィアは、コッペリアと並ぶ一連の作品ですが、コッペリアほどは上演されません。踊りも良いのですが、作曲が両方ともレオ・ドリーブ、フランスの作曲家で、オペラ"ラクメ”の作曲家です。花の二重唱は良く知られていますよね。

非常に才能のあった作曲家で、チャイコフスキーがコッペリアを見て、"バレエ音楽はこうでなくては”と感心したという逸話もありますが、どうもあまり勤勉な人ではなかったのか、あるいは音楽学校の先生になって、生活が安定してしまったかで、この3作品くらいしか残っています。あと確か、カディスの女というオペラ(?)があるくらい。しかし、バレエはだいたい音楽では評価されませんが、コッペリア、シルヴィアは素晴らしい。

で、オペラの方は、7月の新国立研修所公演の”コジ・ファン・トゥッテ”。研修所公演はとにかく安い。\2,000-です。それで、みんな出演者は必死に練習してくるので、けっこう見られます。何より若い歌手がだんだん有名になっていくのもわかっておもしろい。

9月は藤原の”夢遊病の女"僕の大好きな演目です。あとは、エヴァ・メイのリサイタル。オペラシティでの公演。エヴァ・メイははずれだったことはありません。10月は新国立のピーター・グライムズ、初めて見ます。11月は、レオ・ヌッチが来ます。今年は2回、うまくすればシチリアであと1回、計3回レオ・ヌッチが聞けそうです。もう70歳ですからね。今のうちに聞いておかないと。

その2日前の11月12日は、ナタリー・デセイのランメルモールのルチアの演奏会形式。ただ、最近のデセイの調子はかなり悪いようで、7月のスカラ座のマノンも降板した(代わりにネトレプコが出る)とのことで、心配です。

あとは新国立の、セヴィリアの理髪師を12月で取っています。結局、ウィーン国立歌劇場の来日公演は取っていません。今年はウィーンまで行って2演目見たからいいか、という気分もあります。

やはり、むしろ無理しても11月のシチリアのパレルモとカニーニャのマッシモ歌劇場の二人のフォスカリ(ヌッチ)、椿姫(デヴィーア)に行くほうがいいかと考えています。

ここ、ロサンジェルスでオペラのことを書くのはむなしい感じもしますが、LAオペラもドミンゴが総監督なので、捨てたものではありません。過去にプッチーニの三部作を見ましたが、リチートラの外套は素晴らしかった。この9月にもドミンゴがバリトンで二人のフォスカリをやります。けっこう渋いのをやるんですよ。そして、ジェームス・コンロンというイギリス人(多分)の指揮者がなかなか良いのです。

さて、そろそろ空港に向かう時間です。それでは。


ウィーン国立歌劇場か、シチリア行きか?

先々週のローエングリン、おとといのミケーレ・ペルトゥージ&ルーチョ・ガッロと、好演が2週続きだったので、何だか今週も気分が良いです。東京への車での往復には、1977年のスカラ座でのシモン・ボッカネグラ(ピエロ・カプッチルリ、ニコライ・ギャロフ、ミレッラ・フレーニ)を聴きながら湾岸線を走っています。気持ち良い季節なので、本当は、自分の車の屋根を開けてオープンにして行きたいのだけど、そうすると音楽が良く聞こえないので、あきらめてます。でも、ここ数日も突然雨が降ったりするから丁度良いのかも。カップチルリは最高のシモン歌いと言われています。後輩にシモンの歌い方のコツを教えなかったという逸話があるくらい、シモンに入れ込んでいた。やっぱりうまいですね。それと、シモンを演目として有名にしたアバドの指揮がまた良いんです。

加藤浩子先生の講義で、NHKイタリアオペラのシモンがDVDになっているのを知って、早速HMVに発注してもう2週間、まだ届かない。これもカプッチッルリのシモンだけど、こちらは、1976年の日本での公演で指揮者はブルーノ・ノフリ。早く見たいなぁ。

さて、10月にやってくる、ウィーン国立歌劇場の3演目、ノロノロしてたら、段々埋まってきてしまった。フリットリのフィガロは売り切れのようです。ボネルの演出っていうのが楽しみですね。残った、アンナ・ボレーナとサロメ、行こうかどうしようか迷っています。音楽的には絶対メストのサロメを聴きたいんですし、グルヴェローヴァも、もう引退だと行っているし、見たいことは絶対みたいんですが、両方ともけっこう高い。でも、これは良い席で見たい。一方で、10-11月は、エヴァ・メイリサイタル、ピーター・グライムズ、バレエのシルヴィア、ナタリ・デセイのルチア、ゲルギエフ&レオ・ヌッチとチケット予約済だし、11月末にはシチリアの2劇場に行こうかと思っているので、予算も考えないといけません。今年は既に4月にウィーンとチューリッヒまで4公演を見に家内と行って来たので、既に予算完全にオーバーなんです。

シチリアには2つの劇場があり、マッシモという、これは劇場の名前だと思いますが、オペラハウスがあります。ひとつはパレルモ、もう一つはカターニャで、この間はバスで2時間半くらい。年に何回かしか公演をしない田舎のこの劇場で、なんと、11月はヌッチの出る二人のフォスカリとデヴィーアの椿姫があるんです。こういう偶然は5年に一度くらいしかないとのこと。そしてタイトルロールの二人は70歳と64歳、バリトン、ソプラノとしても、そろそろ聴ける時間も限られているし、二人のフォスカリは日本で、いくら待ってもやらないだろうし。。と言うわけで、ここは飛行機で(当然だが)ひとっ飛び、行っちまおうか!と思い始めています。二人のフォスカリもDVDでしか見ていませんが、シモン同様、日本では不人気ですが、いいんです。泣けます。また、デヴィーアの椿姫、聞き逃していますが、極上の椿姫だと皆に言われます。

9月にLAオペラでドミンゴの二人のフォスカリもあるのですが、やはりドミンゴはドミンゴとしては素晴らしいんですが、バリトンとしてはヌッチやブルゾンの魅力のほうが上です。

オペラを見るのが本職で、それで収入があれば、みんな見ちゃうんですけどねー。すべて個人支出ですから。今年だけで30公演かぁ。どうしたものだろう。悩みはつきません。贅沢な悩み? そうなんですけど、僕も7月で59歳、しかも長いことC型肝炎をかかえて、今も週に3日注射打ってます。行ける時に行かないと.....という思いも、だんだん強くなってきました。と、最後は泣きがはいって、今日のブログはおしまい。

ミケーレ・ペルトゥージ&ルーチョ・ガッロ、あまりにも格好良いイタリアンデュエット

僕の回りでは、前評判が大変高かった"ミケーレ・ペルトゥージ&ルーチョ・ガッロ デュオ・リサイタル"を、昨晩オペラシティで聴いてきました。ブラヴィ! ブラヴィシモ! これは、良かったです。先週のローエングリンもベタほめしましたが、今回もそうなりそう。ルーチョ・ガッロは今までに来日した時に、何回か見ていて、特に2008年12月の新国立のドン・ジョヴァンニのタイトルロールは歌唱力も表現力も素晴らしかったです。2009年の新国立のオテロでのイアーゴ、昨年2月の椿姫のジェルモンも良かったのですが、やや音程が不安定なところがあるのと、レチタティーボが得意ではない印象を受けていました。(実際、僕のブログを見返したら、ジェルモンではボロクソ書いてしまっていた。)彼のベストは、DVDになっている"シモン・ボッカネグラ” , 2002年のフィレンツェ5月祭での、アバド指揮、カルロ・グェルフィのタイトルロールで、パオロを歌ったものだと思います。

シモンでは、一幕目の歌い出しはパオロなので、パオロが悪いと、もうがっくりなんですが、ガッロのパオロは最高です。このDVDはお勧めですね。

で、昨日のリサイタルでも、いきなり最初の3曲はシモン・ボッカネグラ、このシモンはイタリア人ヴァリトンなら誰でもやりたがる、歌手に人気のある演目。世界中でいつもどこかで上演されている、ヴェルディの後期の傑作ですが、日本では何故か、全く上演されません。人気ありません。僕は、そのDVDを見て、シモンのとりこになり、シモン・ボッカネグラを見るために、サンフランシスコ(ホロストフスキー)、MET(ヴァリトンでドミンゴ)、そして先々月には、チューリッヒでヌッチのタイトルロールで見ました。

1幕目から、バスのフィエスコ(シモンの政敵)とのやりとりで盛り上がります。リサイタル2曲目の "みんなおれの名を讃えている” は、まさに1幕目のクライマックスで、これはオケが凄みを出すところなので、ピアノだとちょっともの足りないかな。

対する、バスのミケーレ・ペルトゥージ、こちらは生で聴くのは初めてです。フェルッチョ・フルラネットと並び、現代イタリアのバスの2大巨頭でしょうか。と言うか、この2人くらいしか覚えてないんです。2大巨頭というのは、あくまで私見です。フルラネットがどっしりした低音を聞かせるのに対し、ペルトゥージはカタログで加藤浩子さん(現在、彼女のオペラ講義受講中、ものすごくおもしろいです。)が書いているように、「ごつごつとした威圧的な声で圧倒するのではなく、やわらかさを通してバスならではの深みに誘ってくれる」という美声のバス。甘く優しいバスです。先週のローエングリンも歌えそう。

この、タイプの違うバス、2重唱になるとますます素晴らしい。ガッロの浪々として劇的な声と、ペトゥルージの優しく甘い声。男から見ても格好良すぎます。また、ガッロがいい男なんですね。今回は家内は出張で同行しませんでしたが、来ていたら、また大変だったでしょう。

アンコールの最後の”オーソレ・ミオ” バス、バリトンで聴くのは始めてですが、すんばらしいものでした。テノールで聴くより良い。

空席ありました。行かなかった方、もったいなかったですよ。値段もリーズナブルだったし。

しかし、デュエットのリサイタルっていうのは、イタリア人しかないみたいですね。先月のセンソ・アルベロはスペイン人かな? 今までのベストデュエットリサイタル(僕にとっての)は、エヴァ・メイ&アントニオ・シラクーザですが、イタリア人の、リサイタルでのオペラ世界へののめり込みというか、突入度はすごいですね。ナタリー・デセイなんかもそうですが。その点、カサロヴァのリサイタルなんかは、退屈です。

日本でも、堀内康雄さん(日本には殆どいないみたいですが)と長谷川顕さんあたりで、バリトン、バスのデュエットリサイタルやってくれないでしょうか?けっこう良いと思いますよ。渋すぎるかなぁ。

とにかく、今年は、ヌッチも、メイもリサイタルで来ます。必見です。デセイも歌えるかどうかはわかりませんが、ルチアで来ます。メイとデセイは2日違いなので、スケジュールを空けておきましょう!

ところで、先日、ローエングリンのブログを色々と見ていて、”ローエングリン、新国立、ブログ”で検索したら、この”プロヴァンスの海と土を少し”がいきなり1ページ目に出てきてびっくり。で、ブログ立ち上げてから4年、一度も見たことのない、アクセス分析を見てみたら、びっくりするような人数の皆さんが、このつたなすぎるブログを見て頂いていることを知りました。これからは、もうちょっと責任もって書かなくては.......

ローエングリン 新国立劇場、神の声か?

昨晩は、神の声を聴きました。クラウス・フロリアン・フォークト、名前も知らなかったんですが、すごかったぁ。

僕は、ヴェルディファンですが、もちろん他の作曲家のオペラも見ます。ワーグナーは、特にリングが好きですが、これは実は、映画”ロード・オブ・ザ・リング”に影響されてのことなんです。”ロード・オブ・ザ・リング”には、かなりはまり、トールキンの原作はもちろん、その前後の、ホビットやシリマリルの物語なども読んで、それで、ニーベルングの指環にたどりついたんです。だからワーグナーのリングは新国立やMETでも生で見ていますし。DVDでもバイロイトなどのバージョンを見ています。あとは、トリスタンとイゾルデは別格という感じかな。ただ、それ以外の演目はとりあえず見ておこうというような感じで、見て来ました。マイスタージンガーは気にいて、2度行きましたが、最後のドイツのマイスタージンガーを称えるシーンで、しらけます。

ローエングリンもそうですが、ラストで、ドイツ、ドイツとやられるのが、北朝鮮のオペラじゃないかと思うような感じを与えるんです。政治的にヒットラーに利用されたのは、ワーグナーのせいではありませんが、ヴェルディのオペラが、リソルジメントの運動の旗印となったのとは違い、直接、ドイツを名指しで持ち上げているところが、鼻につくのです。

とは言え、ワーグナーで生で見ていない3演目”ローエングリン”、”リエンツィ”、”パジルファル”はつぶしておこうと思い、今回のチケットを買いました。1幕目なんか、半分くらい寝てたんですよ。チューリッヒ劇場でのシモンの時みたいに、気合いが入ってなくて。。

ところが、タイトルロールのクラウス・フロリアン・フォークトの声を、真面目に聴いたとたん目がさめました。(ま、公演中にけっこう強い地震があったので、これも目をさます原因になりましたが)

いや、これは神の声か? 今まで、ワーグナーで聴いた、いわゆる、ヘルデン・テノールっていうんですか、あれとは全く違う。軽く、透き通って、甘く、しかし、どんなに小さい声でも、他の声と混じらずに3階の席まで届いてくる。こんな歌手がいたのか!! こりゃ、人間じゃないな。ホンモノのローエングリンさんなんだ。

3幕目は、殆ど夢見心地で聴いていましたね。ヴェルディファンの僕としたことが、なんということだ。

それで、また姿も顔もいいんですよ。ワーグナーのテノールは、だいたいデブなんですが、この人はイケメン。うちの家内なんか、もう公演が終わってから24時間経ちますが、まだクラウス・フロリアン・フォークトの名前をネットで追っかけています。

郵船トラベルさんや、HISの音楽鑑賞デスクさん、クラウス・フロリアン・フォークトでツァーできますよ、きっと。

タイトルロールがあまりにも神がかっていたので、そればっかり書きましたが、エルザ役のリカルダ・メルベートも素晴らしかった。ハインリヒ国王のギュンター・グロイスベックが、あまり僕の好きな声ではないタイプ(こもるような声)でしたが、テルムラント、オルトルートのコンビも凄みがあった。ブラバントの貴族の一人に長谷川顕が出るという、もったいないような配役。この人が国王でもいいのでは。これに伝令の萩原 潤さんを加えて、”神セブン”と呼びます。いや、指揮のペーター・シュナイダーかな。彼も素晴らしかった。なにせ、はじめての生なんで、比較のしようも無いんですが、客席の多くのワグネリアンの方々が指揮者にすごい拍手していました。

そろそろ、色々な演目を見て、ヴェルディに集中したいと思い、先週、日本ヴェルディ協会に入ったばかり。加藤浩子さんの講義も聴きにいっています。プッチーニは最近、あまり好きでないことが自覚されてきたのですが、そう言う時に、こういうワーグナー聞かされると困るんですよね。フォークトでタンホイザーも聴きたくなるし。

ま、贅沢というところでしょうか。

来週は、待望のミケーレ・ペルトゥージとルーチョ・ガッロのデュオリサイタルです。前半半分は、僕の大好きなシモン・ボッカネグラナンバー。楽しみだぁ。 ローエングリンの誘惑を消さねば。。

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