プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

ヴィニシウス ~愛とボサノヴァの日々~

ヴィニシウス・ジ・モラエス、ボサノバ史上の偉人、と言ってもどれだけの人が知っているだろうか?

イパネマの娘の作詞家と言えば、多少はわかるでしょうか?

”印旛沼の娘”ではない。

ボサノバの発祥の曲となった”思いあふれて(シェガ・デ・サウダージ)をはじめ、ビリンボウ、黒いオルフェのテーマ、おいしい水、ハウ・インセンシティブなど、400曲ものボサノバの名曲の詩を書き、また歌手としても、プロデューサーとしても67才で亡くなるまで活躍した。69年まではブラジルの外交官と二足のわらじをはき、結婚は9回。

僕がはじめて聞いたのは1975年頃、イギリスでレコードを手に入れた。トッキーニョとのデュオ盤だった。

このヴィニシウスのドキュメンタリー映画が渋谷のシアターTSUTAYAで上映されているので、ボサ好きの友達と見に行った。

ピクチャ 1 2


この映画に出てくる他の目玉の大物歌手はシコ・ブァルキ、トッキーニョ、カルロス・リラ、マリア・ベターニャ、カエターノ・カエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジル(これはややポピュラーか?)。

僕は、ヴィニシウスの逸話自体よりも、それを楽しそうに話し、時々弾き語りをするシコ・ブァルキやトッキーニョの映像に惹かれた。特にシコは、ステージではまったく直立不動でニコリともせずに歌っているし、ビデオクリップも同じような雰囲気しか見たことがないので、こんなに冗談を飛ばして楽しそうに話す彼にびっくりした。

カルロス・リラは年取ったなあ。トッキーニョのギターは本当にやさしい音がする。ジルベルト・ジルはもうひとつ下の世代だが、ヴィニシウスの影響を語るのが熱い。

しかし、土曜の夜というのに、250席の劇場には10人ほどしか入っていない。こんなに素晴らしい映画なのに。。。。

オタク向けとは言いたくないが、興行的にはけっこうきびしいね。

ボサノバがポピュラーになってきていると言っても、知られているのは、ここ5-6年毎年のように来日しているジョアン・ジルベルト(ボサノバの始祖というか化石というか。。)、セルジオ・メンデス、アントニオ・カルロス・ジョビン、小野リサあたりだろう。いきなりヴィニシウスと言われてもわからないよね。

しかし、そんな映画を作ったパラマウントに乾杯! DVDいや、ブルーレイを出して下さい!!
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