プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

コッペリアとシーズンエンディングパーティ

”ローラン・プティのコッペリア”、タマラ・ロホのスワニルダ、ホセ・カレーニョのフランツで見てきました。今回席は最前列。ちょっと前過ぎかと思いましたが、表情が良く見えて非常に満足。

僕にとっては、この二人のペアは、現在考えられる最高のペア。2年前のドン・キホーテ以来、再見を楽しみにしていた優雅でのノーブルなカレーニョと、超絶技術のロホ........という感じでしたが、あにはからんや、今回タマラ・ロホって技術も凄いが、表現力がものすごい!!というのに遅まきながらやっと気付きました。スワニルダのはじけた感じ、いたずらな感じを体の動きと表情で素晴らしく表現。

彼女のパンフレットの公式写真などが、なんか固い表情なので、孤高のダンサーというようなイメージがありましたが、今回イメージ変わりました。友人達と、コッペリウスの屋敷に侵入するところなど、”キャワイイ!!” (こうなるとこちらも単なるミーハーの追っかけのレベル。ホントは楽屋出口で終演後でたどたどしいスペイン語を駆使してサインでもお願いしようと思いましたが、がまんしました。)

この”ローラン・プティのコッペリア、ピーター・ライト演出などに比べると、最後にコッペリアの人形が完全分解して終わるという、ちょっと残酷な演出ですが、もともとプティ自身が踊ったコッペリウスは、逆にボロボロのじいさんではなくて、色気たっぷりのお洒落おじさんで、人形との踊りと早変わりがみものです。

2007年にやはり新国立でルシア・ラッカラ、シリル・ピエールのペア見ていますが、アクロバチックでシルクドソレイユ的なラッカラは、コッペリアのふりをするシーンはなかなかなものでしたが、スワニルダとしてはロホの今回の表現力が勝っていたと思います。ピエールとカレーニョは、もはや比較するというレベルではなかったと思います。

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僕は、このコッペリアを作曲したレオ・ドリーブという作曲家が大好きですが、コッペリアの他には、バレエ音楽のシルヴィア、オペラのラクメ、カディスの女くらいしか名の残る作品がありませんが、チャイコフスキーをして感嘆せしめた人です。このコッペリアも曲が素晴らしいのですが、今回、指揮に今ひとつメリハリが無かったのと、金管の音がモソモソしていた感があったのが気になりました。ま、二人のダンサーの素晴らしさに比べればたいしたことではないですが。。

 さて、それから1週間、7月4日に新国立の2008-2009のシーズン・エンディングパーティがあったので行ってきました。毎年やっているそうなんですが、今回初めて参加。250名がホワイエに集まって、やや挨拶の長いパーティ。でも、新国立バレエ団のトーク(寺島姉妹、湯川麻美子、本島美和、小野絢子)もなかなかおもしろかったですし、何より研修所の歌手によるミニコンサートが良かったです。先日の「カルメル会修道女の対話」で光っていたソプラノの中村真紀、木村眞理子の二人は特に、これからが楽しみ。

 ちなみに、250人もいて、2時からのスタートで多分参加者ランチを取っていなかったにもかかわらず食事が残るくらい豪勢なビュッフェでした。これはとても好感持てました。

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 2008-2009シーズンの新国立は、オペラは結局8演目のうち6演目プラス研修所公演、バレエは4公演ほど行ったことになります。新国立の今回のパーティのようなイベントのやりかたにも誠意が感じられます。特に一昨年NBSのアポロン会員に一年間なっていて、その時には全くそういうものが感じられなかったので、比較してしまいますね。

 でもって、取り損ねていて焦りを感じていた、世界バレエフェスティバルのBプロのチケット、ヤフーオークションで大激戦の末に遂に2枚獲得しました。今年はBプロのほうが人気高いようで、元値より2割ほど高くつきました。Aプロは元値を割っているチケットもあったので、そうなるとこっちも取りたくなってしまう。

 今年は、年内のバレエのチケットはこの世界バレエのBプロしか取っていません。あとはオペラ主体です。来年のアタマまで、現状押さえているチケットは次の通り。10,11,12月がやや寂しいので、何か取りたいと思っています。本当はできれば12月か1月はMETに行きたいものだと思っています。僕の大好きなシモンボッカネグラを、ドミンゴがバリトンでやるそうですから。

2009.7.16 東京フィル、ドビュッシー、ラヴェル
2009.7.20 カルメン (佐渡裕&林美智子)
2009.8.10 世界バレエフェスティバルBプロ
2009.9.4   アイーダ(スカラ座/バレンボイム)
2009.9.16 ヴェルディプロ(スカラ座/ガッティ) NHKホール
2009.9.20 オテロ    新国立
2009.10.3 愛の妙薬 ジーリオショーワ
2009.11.23 ヴォツェック 新国立
2009.1.28 愛の妙薬   ドニゼッティ劇場、デジレ・ランカトーレ
2010.2.20 ジークフリート 新国立
2010.3.27 神々の黄昏 新国立






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