プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

2009年のベスト10

2009年も残すところ僅か。今年の観劇は31回と昨年から10回も減ってしまいました。昨年が多すぎたのか? いずれにしろ、リーマンショックの影響が今年の後半に顕著に表れてきて、めぼしい来日がなくなってしまったのも事実。

とりあえず、今年のベスト10です。


1位:エフゲニー・オネーギン、ボリショイ・オペラ  初めて見に行ったロシア物。舞台の半分を占める大きな長いテーブルが印象的でした。チェルニコフの演出にまずは拍手。歌手も素晴らしかったです。特にレンスキー役のテナー、アンドレイ・ドゥナーエフは演技も素晴らしく、切ない運命に落涙。今年のベストは間違い無くこれです。

2位:ダニエル・ハーディング指揮新日本フィルコンサート  ドビュッシー作曲 牧神の午後への前奏曲  ラヴェル作曲 ラ・ヴァルス  ベルリオーズ作曲 幻想交響曲 op.14 まず、ハーディングがかっこいい! ラ・ヴァルスのはじけるような躍動感。

3位:パトリシア・プティポンリサイタル:プティボンの”フレンチ・タッチ”がお洒落で、ちょっと変則的で、でもステージパフォーマンスとしては、素晴らしいものでした。デセイに続きフランス人ソプラノの贔屓が出来ました。

4位:コッペリア、新国立劇場  タマラ・ロホと、ホセ・カレーニョという最強のコンビ。一昨年のルシア・ラッカラの時と同じローラン・プティ演出でしたが、実に優美に仕上がっていました。

5位:チェネレントラ、新国立劇場  これをベスト10に入れるか迷ったのです。正直、タイトルロールのカサロヴァの浪花節調の歌い口には辟易。しかし、それを3倍は上回るシラクーザの美声とホスピタリティ(2幕目のアリアをアンコール)で、5位に入れました。カサロヴァで客は呼べたのでしょうが、林美智子のほうが良かったと思います。

6位:オテロ、新国立  マリオ・マルトーネの演出が評判を分けたようですが、僕は好きでした。歌手も良かったですが、これは演出を評価してのランクイン。

7位:ミラノスカラ座 "ヴェルディプロ” ダニエレ・ガッティ指揮、ドン・カルロでは酷評もあったガッティですが、ヴェルディの序曲と合唱曲を主としたこの演奏会は良かった!妙に奇をてらわずに、力強くオケを引っ張っていました。

8位:マリインスキーバレエ 白鳥の湖、一番最近の観劇。ウリヤーナ・ロパートキナの気品ある白鳥と群舞の美しさに尽きます。

9位;蝶々夫人 新国立、とにかく品があって、余韻があって、新しさを感じる蝶々夫人。タイトルロールのカリーネ・ババジャニアンは歌にも演技共余裕があり、他を引っ張る。指揮のモンタナーロ、シンプルで上品な音を出していた。

10位:ヴォツェック 新国立、最後のランクインも迷いました。バレンボイムのアイーダも良かったし(チケットの金額も良かったので)、世界バレエのBプロも素晴らしかった。でも、あえて挑戦的な演目に新国立が挑んだ、このヴォツェック。終わった後、心に残るものが大きかったので入れました。


以上、今年のベスト10でした。
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