プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

新国立劇場2010ニューイヤーガラ

新国立劇場のニューイヤーガラに行ってきました。お正月は1日はウィーンフィルのニューイヤーコンサート、3日はNHKのオペラガラをテレビで見て、5日に新国立劇場に初芝居に出かけるというのが定例化しています。

今回は日本人二人、幸田浩子と堀内康雄、外人二人ノルマ・ファンティーニとゾラン・トドロヴィッチの4人がメイン。新国立にも何度か来ているらしい、ノルマ・ファンティーニの表現力のある歌唱が迫力ありました。マノン・レスコーの「ひとり寂しく捨てられて」が一番良かったと思います。ただ、歌の中に泣き声を入れるのは、それなりに効果的なのですが、スープに後から塩を入れたような感じで、全体の歌に馴染みきっていない気がしました。

それにまして良かったのが幸田浩子。ホフマン物語は何度も聞きましたが、段々こなれてきてうまくなってきたように思います。声に厚みを増してきた。(体も....)リゴレットの「慕わしい人の名は」も歌に表情があって素敵でした。ただ、アンコールのヴェルディの乾杯の歌は、やや口がモゴモゴした感じがありました。

期待の堀内康雄はややお疲れ気味っぽく、得意の「プロヴァンスの海と陸」がバラケてしまっていたのがとても残念でした。ところが2曲目のアンドレア・シェニエ「祖国の敵」は一転素晴らしかった。寒かったから喉が暖まっていなかったのかもしれませんね。

ゾラン・トドロヴィッチはまあ悪くはないのですが、どうもイタリア語がイタリア語に聞こえない。当方、ここ1年くらい週に1回のイタリア語教室にさぼりながら通っているレベルですが、「アイーダ」が「アイージャ」のように聞こえるのはどうも頂けません。これは、佐野成宏か福井敬の日本人テナーを入れてくれたほうが良かったような....

バレエでは、こうもりがとても良かったです。ソリストのの堀口純、実はこの人知らなかったのです。どちらかというと小柄ですが、華があってプリマ!という感じがしました。最初の”グラン・パ”も良かったのですが、ミーハーとしてはやはり寺島姉妹が入っていて欲しかったです。

しかし、このガラは全体に曲目の選定も良く、歌手のレベルも高い、スパークリングワインもついて、しかもリーズナブルプライスで、毎年満足なコンサートです。ただ、新年くらいはもっと日本人の歌手をメインにしても充分良いステージができるのではないかと思うのですが。。。それでも、今年のNHKのガラと比較すると、むこうはなんかおどろおどろしい寺田農のスターウォーズの皇帝のナレーションが邪魔くさかったですし、合唱ががなるように聞こえてうるさく、全体に新国立のガラがずっと洗練していました。


ピクチャ 1

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