プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

ドミンゴのシモン・ボッカネグラ

プラシド・ドミンゴがはじめてヴァリトンに臨んだ、METのシモン・ボッカネグラ。一言、良かったぁ!

メトロポリタン歌劇場125周年記念の記念演目にふさわしい出来でした。

音が下がったことによるのか、昔の艶のある若々しい声に戻ったようでした。プロローグの幕は他のキャストがやや声が出にくい感じがあった中で、最初から全開!すばらしい声をきかせてくれました。

ベルディの作品の中でも僕はこのシモン・ボッカネグラが好きです。昔”イタリア・オペラを”NHKがやってたころに、スカラ座を連れたアバドが日本でやったらしいですが、このところ日本での上演がめったにありません。

それで、一昨年はサンフランシスコ・オペラでディミートリー・ホロストフスキーのタイトルロールの上演を初めて聴きました。これは素晴らしいものでした。

ドミンゴのシモンはホロストフスキーと音域も、演出も大きく異なり、躍動的で廻りを引っ張っていきます。1幕以降は、アメリア役のアドリアネ・ピエゾンカとガブリエレ役のマルセロ・ジョルダニも素晴らしい歌唱力で魅せます。

フィエスコ役のジェームズ・モリス! METではワーグナーものでしか見ていませんでしたが、こういうベルディ作品の脇役でも光りました。ドミンゴがMETに出てから45周年だそうだけど、モリスも相当なものでしょう。

レヴァインの指揮も、聞き慣れたアバドなどに比べると生き生きと躍動的で役者を引き立ててて行きます。序曲は、レヴァインなりの主張が良く出ていたと思います。

最後は、スタンディングオベーションの大喝采。素晴らしいものでした。同行させたオペラ初体験の娘も大喜び。

ドミンゴの「プロヴァンスの海と土」でアルフレードはビリャソンなんてのも聞いて見たくなりました。
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