プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

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バイエルン国立歌劇場「ナクソス島のアドリアネ」

バイエルンのナクソスを見てきました。公演直前に訪日拒否(原発事故のため)の団員が100人も出て、どうなることかと思ったのですが、外部から人を集めて公演にこぎつけたようです。しかし、ヨナス・カウフマンはまたしても、扁桃腺の手術とかなんとかで訪日中止。今年もう2度目ですね。はっきり最初から「原発事故の国には行きたくない」と言ってくれたほうがすっきりしますね。2007年にミラノに行ったときスカラ座で、アルフレードで聴きましたが、うまいけど、それほど観劇しなかった。シラクーザ、リチートラの方が良いと思いました。

ともあれ、ナクソス島のほうは、たいしたキャスト変更もなく公演されました。感想としては、ケント・ナガノの指揮は良し、けれども歌手陣は今ひとつ、、という感じ。音楽は、軽快で、後半だんだん重厚になりストーリー性を良く表現していたと思います。途中、不覚にも寝てしまい(最近、しょっちゅう寝る)その時のバイオリンがイマイチだったと家内が言っていましたが。

歌手は、主要人物が、なんか小粒なんです。バイエルン国立劇場研修所公演って感じ。特にツェルビネッタのダニエラ・ファリー、声も姿もいいんですが、ツェルビネッタに必須のはねるようなコケティッシュな感じが全く無い。オペラ・ブッファという感じじゃないんです。なんか弁護士が唄っているみたい。真面目に丁寧にうたっている。これでは、重厚なアドリアネとの対比が全然出て来ないので、全体がピリッと来ないのです。

良かったのは、合唱。中村絵里も入ったノルン(違う、妖精か)の3人、男性の合唱はとても良かったです。これは、先週のボローニャのエルナーニより良かった。カーセンの演出は、バレエの練習で始まる最初こそおもしろいのですが、だんだん、単調になってきて、クライマックスとも言えるバッカスの登場では、なんのサプライズも無し。なんか予算切り詰めのための演出みたいな感じですね。

2時間20分休憩無しの公演、出演者、楽団、指揮者のみなさん、ご苦労様でした。が、僕の大好きなオペラ・ブッファ、「ナクソス島」3回見ていますが、残念ながら60点くらいというところでしょう。関西二期会のナクソスのほうがおもしろかったです。

今月は、あと「イル・トロヴァトーレ」に期待しましょう。

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