プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

ウィーン国立歌劇場か、シチリア行きか?

先々週のローエングリン、おとといのミケーレ・ペルトゥージ&ルーチョ・ガッロと、好演が2週続きだったので、何だか今週も気分が良いです。東京への車での往復には、1977年のスカラ座でのシモン・ボッカネグラ(ピエロ・カプッチルリ、ニコライ・ギャロフ、ミレッラ・フレーニ)を聴きながら湾岸線を走っています。気持ち良い季節なので、本当は、自分の車の屋根を開けてオープンにして行きたいのだけど、そうすると音楽が良く聞こえないので、あきらめてます。でも、ここ数日も突然雨が降ったりするから丁度良いのかも。カップチルリは最高のシモン歌いと言われています。後輩にシモンの歌い方のコツを教えなかったという逸話があるくらい、シモンに入れ込んでいた。やっぱりうまいですね。それと、シモンを演目として有名にしたアバドの指揮がまた良いんです。

加藤浩子先生の講義で、NHKイタリアオペラのシモンがDVDになっているのを知って、早速HMVに発注してもう2週間、まだ届かない。これもカプッチッルリのシモンだけど、こちらは、1976年の日本での公演で指揮者はブルーノ・ノフリ。早く見たいなぁ。

さて、10月にやってくる、ウィーン国立歌劇場の3演目、ノロノロしてたら、段々埋まってきてしまった。フリットリのフィガロは売り切れのようです。ボネルの演出っていうのが楽しみですね。残った、アンナ・ボレーナとサロメ、行こうかどうしようか迷っています。音楽的には絶対メストのサロメを聴きたいんですし、グルヴェローヴァも、もう引退だと行っているし、見たいことは絶対みたいんですが、両方ともけっこう高い。でも、これは良い席で見たい。一方で、10-11月は、エヴァ・メイリサイタル、ピーター・グライムズ、バレエのシルヴィア、ナタリ・デセイのルチア、ゲルギエフ&レオ・ヌッチとチケット予約済だし、11月末にはシチリアの2劇場に行こうかと思っているので、予算も考えないといけません。今年は既に4月にウィーンとチューリッヒまで4公演を見に家内と行って来たので、既に予算完全にオーバーなんです。

シチリアには2つの劇場があり、マッシモという、これは劇場の名前だと思いますが、オペラハウスがあります。ひとつはパレルモ、もう一つはカターニャで、この間はバスで2時間半くらい。年に何回かしか公演をしない田舎のこの劇場で、なんと、11月はヌッチの出る二人のフォスカリとデヴィーアの椿姫があるんです。こういう偶然は5年に一度くらいしかないとのこと。そしてタイトルロールの二人は70歳と64歳、バリトン、ソプラノとしても、そろそろ聴ける時間も限られているし、二人のフォスカリは日本で、いくら待ってもやらないだろうし。。と言うわけで、ここは飛行機で(当然だが)ひとっ飛び、行っちまおうか!と思い始めています。二人のフォスカリもDVDでしか見ていませんが、シモン同様、日本では不人気ですが、いいんです。泣けます。また、デヴィーアの椿姫、聞き逃していますが、極上の椿姫だと皆に言われます。

9月にLAオペラでドミンゴの二人のフォスカリもあるのですが、やはりドミンゴはドミンゴとしては素晴らしいんですが、バリトンとしてはヌッチやブルゾンの魅力のほうが上です。

オペラを見るのが本職で、それで収入があれば、みんな見ちゃうんですけどねー。すべて個人支出ですから。今年だけで30公演かぁ。どうしたものだろう。悩みはつきません。贅沢な悩み? そうなんですけど、僕も7月で59歳、しかも長いことC型肝炎をかかえて、今も週に3日注射打ってます。行ける時に行かないと.....という思いも、だんだん強くなってきました。と、最後は泣きがはいって、今日のブログはおしまい。
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