プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

シモン・ボッカネグラの話(又)

又、シモン・ボッカネグラの話です。7月にチケットを取っているオペラは、新国立研修所公演の"固辞・ファン・トゥッテ”だけなので、色々とDVDをネットであさりました。で、逸品を見つけました。NHKイタリアオペラの1976年9月26日の”シモン・ボッカネグラ”

歴史上最高のシモン歌いと言われる、ピエロ・カップチルリがタイトルロールです。マリアはカーティア・リッチャレルリ、フィエスコにニコライ・ギャロフ、指揮はファブリツィースでした。カップチルリは、1929年トリエステ生まれ、2005年に亡くなっていますが、初期の50年代は道化師や、ドン・ジョヴァンニなどを歌っていますが、次第に、リゴレットからシモンの役に移っていったようです。そのきっかけになったのは、1971年のアバド指揮のシモンに出演した時で、シモン・ボッカネグラもこれ以降、欧米でヴェルディの後期代表作として、多く上演される演目になりました。この時のフィエスコもギャロフ、マリアはミッレラ・フレーニ(ギャロフの奥様)でした。これは、歴史に残る名演だったようですが、残念ながら録画は残っていないようです。

カップチルリは、まさにヴェルディ・バリトンと言える豊かな奥行きのある響きを持っています。アバドのシモンは、DVDでは聴きましたが、それは素晴らしいものです。その後色々な指揮者のシモンを生で、またDVDでも聴きましたが、アバドに勝るシモンはありません。

ですから、アバド指揮、カップチルリのシモン、見たかったです。本当に。。でも、CDでは、アバド指揮、シモン:カップチルリ、フィエスコ:ニコライ・ギャウロフ、アメーリア(マリア):ミレッラ・フレーニ
、ガブリエーレ:ホセ・カレーラスのを持っています。これもしびれます。

来週、自分の仕事で、東京ビッグサイトの ライセンシング ジャパン というショーに出展するため、昨日届いたこのDVDをゆっくり見る時間がありません。ショーの後の楽しみです。

日本では、滅多に、というか最近、全く上演されないシモン・ボッカネグラ。海外では今年から来年のヴェルディイヤーで、たくさん取り上げられています。バリトンに声を落としたドミンゴもシモンを中心に歌っていますが、これもMETまで聴きにいかなければなりませんでした。

ですので、もしご興味を持たれた方、癌が完治した後のアバドが指揮をし、カルロ・グェルフィがタイトルロール、そして、先日日本でリサイタルを開いたルーチョ・ガッロがパオロを演じる、2002年のフィレンツェでの公演がDVDになっています。それも2300円(Amazon)です。是非聞いてください。僕はヴェルディの中で一番好きな、メロドランマです。

ということで、今日は自分の趣味を押しつけておしまい。シモンの話が多すぎる?そうですね。次回は、他のヴェルディの話をしましょう。そうすると、やっぱりトラヴィアータですね。

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