プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

世界バレエ "バヤデール”

オペラの世界には、”3大馬鹿男”というのがいると言う話は良くでてきます。色々と候補がいるんですが、僕は、馬鹿順に言うと、ラクメのジェラルド、トゥーランドットのカラフ、リゴレットのマントヴァ公かと思います。もちろん、ピンカートンなんかもっと馬鹿ですが、主要人物じゃないし、トラヴィアータのアルフレードを指す人もいますが、ちょっとかわいそうだし。。

ところで、今日のバレエの主役の戦士ソロルは、相当馬鹿でしょう。なにしろ、絶世の美女で魅力的なニキヤという女性がいながら、金持ちの娘のガムザッティにうつつを抜かし、その結果ニキヤは殺されてしまうんですから。ま、バレエの場合、ストーリーはそれほど重要ではないので、いいか、と思ってました。しかし、今日のディアナ・ヴィシニョーワのニキヤの哀しさの表現には、グッと来ました。この人、こういう役、本当にうまい、何年か前にMETの最前列で見た、マラーホフとのマノンも凄かったです。ロホともデュポンとも違う、やわらかい踊り、手の先まで感情がこもった動き。オペラ歌手で言うと、誰かな? エヴァ・メイのピアニシモという感じか? もう少し、強い女性のイメージかなぁ。
Dian.jpg
ソロル役の、マルセロ・ゴメス。この人もなかなか良かった。ABTではホセ・カレーニョの後継者になるのでしょうか?

そして、金の仏像がダニール・シムキンというのは、まさにうってつけの役、跳ぶ、はねる、すごい拍手でした。

世界バレエも、あと一演目、日曜日のBプロで終わりです。そうすると次ぎは藤原の"夢遊病の女”が9月にありますね。また、Back to Operaです。
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