プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

サロメ断念

ウィーン国立歌劇場の公演が始まりましたね。僕も来週のサロメの切符を持っていたのですが、結局譲ってしまいました。やはり、ウェルザー・メストの指揮でリヒャルト・ストラウスを聴こうと思って楽しみにしていたのに、急に指揮がペーター・シュナイダーに変わってしまったというのは、僕にとっては、ウィーン風カツレツの食券を買っていたのに、「すみません、カツ丼になりました」と言われた感じで、どうも行く気になれなかったんです。切符を買ってくれた人は熱烈なシュナイダーのファンだそうで、結局、好き嫌いの問題ですね。このジョークは僕のフェイスブックにも書きましたが、カツ丼というのは、単なるジョークではなく、僕にはシュナイダーはカツ丼っぽく聞こえるんです。

良く言えば、どっしりしていて重厚感があるのですが、悪く言えば大味なんです。ワーグナーなんかやると、結構良いんです。この前のローエングリンはとても良かった。でも、新国立のバラの騎士の指揮は、なんかもっそりしたイメージしか残っていません。リヒャルト・ストラウスは、メストの、切れの良い指揮で聴きたかったんです。で、ペーター・シュナイダーでサロメを聴いてもがっくりするだろうというのが僕の予想で、そのためだけに、金曜の夜逗子から上野まで行って、クソッと思いたくなかったんですね。

ところで、僕がオペラにはまりこみはじめた10年くらい前、ペーター・シュライヤーが最後の公演ということで、冬の旅を聴きました。すばらしかったです。ディスカウとホッターは聴けなかったけど、シュライヤーには間に合ったって感じでした。で、その時、彼がこれからは指揮を中心に活動すると言っていたので、その次に、どこかでペーター・シュナイダーの名前を聞いたときに、「あ、彼だ」と思ってしまい、しばらく間違えてました。

ま、僕の知識はそんなものです。

でも、シュナイダーのサロメ、すごい良かったりして。。結局、今回のウィーンフィルは3演目とも行きません。高いのがひとつ、あとは、フィガロもアンナ・ボレーナも大好きな演目ではないんです。これが、バルバラ・フリットリでドンカルロとか、グルベローヴァでナクソス島とかだったら行くのですが。それと3つ目はNBSの切符の売り方がひどすぎる。最初、普通に売り出して、公演まで3ヶ月もあるころに、いきなりエコノミー券、2ヶ月でプレエコ、で、その後、S−B席を正規に買った人はゲネプロ付。これでは、最初に、まともな値段で良い席を5万も出して買った人は可愛そうです。僕は、日経の仕事をしているとき(羽振りもよかったんで)、NBSのアポロン会員になったのですが、コーヒー一杯、プログラム1冊もらったことないです。アトレ会員のほうがよほど良い。

で、サロメのDVD買いました。まだ見てないんですが、コベントガーデンの97年の公演、サロメを、キャサリン・マルフィターノという人がやっています。週末見よう。

ところで、ザルツブルグの来年の5月祭のバルトリのチケット取りました! ベリーニのノルマとブラームスのドイツレクイエム、その前にベルリンに行ってアバド指揮の真夏の夜の夢を聴く予定。このお話しは、今度また。
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