プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

一時代前の歌手達

最近、仕事部屋にUSB-DACシステムと真空菅アンプを入れて、音楽を聴く状況が、劇的に改善されたため、今まで圧縮度を上げて128のMP3で録っておいた音源を全部新しいものに入れ替えている。大変な作業(CDの枚数も半端ではないので)なので、仕事の合間に左手でやってます。

その過程で、しばらく聴かなかった昔の歌手を聴き直すことになっているのだけど、5-6年前に集中して過去の栄光の歌手を聴いていたころと印象がだいぶ違う。たとえば、昔はジュゼッペ・ディ・ステファノがお気に入りだったのだが、今聴くとものたりない。音程が不正確なのと、表現力に乏しいのだ。声の質はとても好きなのだけど、やはりドミンゴのほうが数段上と思う。カラス、テバルディは印象は変わらず、「やっぱり、すごい!」につきる。カラスのカルメン、ステージ録音でないせいっもあるが、バルツァより好きかもしれない。ただ、カラスは2-3時間聴くと疲れます。テバルディはその点、ずーっと聴ける。

テノールでは、昔はあまり気付いていなかったのだけど、ベルゴンツィが素晴らしいと思う。彼のアイーダ、師匠に勧められて聴き直したが、すごい!声もすごいが、音程と、声の押さえ方、様式感、まさに高貴な感じがする。バレエだとホセ・カレーニョか? デル・モナコは相変わらず、すごいと思うのだが、やはりこの頃の歌手はあまり音程を気にしない、(観客も気にしない)傾向があるようで、そこらへんが気になることがある。

シモン・ボッカネグラを歌わせたらカップチルリと言うのが定評で、それはそうだと思うのだが、では今のレオ・ヌッチとどちらが良いかと言われれば、表現力ではヌッチの歌い方のほうが好きだ。バスティアーニもすごいと思うが、バリトンに関しては、やはりヌッチのほうが上かと思う。

ソプラノで聴き直して、いいな、と思ったのは、ビクトリア・デ・ロスアンヘルス。艶のある美しい声。彼女のトラヴィアータとても良い。

ドイツ系では、ソプラノが昔の歌手がすごいと思った。久しぶりに聴いたシュワルツコップ。やはりリヒャルト・シュトラウスは素晴らしい。そして、ワーグナーはフラッグスタッド。現代のワルトフラウト・マイヤーもすごいが、フラッグスタッドの迫力はすごい。ドイツのソプラノで昔の人が光るのは、"ベルカント”が無いせいかもしれない。

あと、改めて感嘆したのは、ハンス・ホッター。彼のヴォータンは、本当に神だ。天から降ってくるような声。

などと昔の歌手を聴いた後に、バルトリ、デセイ、ダムラウ、など色々な人(まだ今はソプラノ比べの段階、時間かかります)の歌を聴くと、本当におもしろい。イタリア系は今の歌手のほうが好きかなぁ。エヴァ・メイは相当に好きです。大きな声の素晴らしさではなくて、ピアニシモの素晴らしさ、これが彼女の魅力。

それにしても思うのは、12月のセビリアを聴きに行った時のこと、(書きかけ)
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