プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

タンホイザー新国立劇場

2007-10-14 21:59
もう、「新国立劇場」じゃなくて、「オペラパレス」になったようだが、今日は「タンホイザー」見てきました。春に小澤のを見たので、今日が2回目。結論としては、なかなか良かったです。ただ、タンホイザー役のアルベルト・ボンネマはまったくいただけなかったなあ。一生懸命歌っているんだけど、技術的に余裕がなさすぎて、高音までスパッと上がらないし、歯切れは悪いし、声の表情も演技もほぼ無し。キエフのリゴレットのじいさんといい勝負。

その分、エリザベートのリカルダ。メルヘートは清楚な感じで声が頭から良く出ていて素晴らしかった。ヴェーヌスのリンダ・ワトソン、ヴォルフラムのマーティン・ガードナー(新国立によく出ている)も良かったので、タンホイザーの2琉(3琉?)ぶりが目立ってしまった。2-3年前に一ヶ月の間にペーター・シュライヤーの冬の旅と、イギリス人のジョン・エルウィンの冬の旅を聞いて、シュライヤーがいかに簡単に難しい曲を歌っているのかがわかったが、今日はワーグナーのテノールが難しいんだ!ということが良くわかりました。
f0148711_2255432.jpgしかし、新国立の舞台装置、照明は素晴らしいと思う。先日の、オーチャードホールの椿姫の舞台があまりにもひどかったので、あのメストの指揮と演奏ごと、すべてこっちに持ってきたらどんなに良かったかと思いました。

下は最初のヴェーヌスベルグのバレエのシーンだけど、ここは不覚にもほとんど寝てしまった。今日は、まあインターフェロンの副作用でしょう。でも元気でも寝ることが多いなあ。でも、だいたいフランスのグランドオペラの場合は、休憩用にバレエを入れたという説もあるので(ボックスのカーテン締めて愛人となんかしてた人もいたそうで)、今日のはパリ版に近いので、寝ても許してもらいましょう。

今日は2階席だったけど、3階、4階で安い席でもそんなに遜色無いので、数を行こうとしたらS席、A席でなくて、B,C席で充分。それでたくさん見た方が良さそう。最後に、新国立の合唱はいつも素晴らしい!合唱指揮者の三澤さんと合唱団に大拍手!


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