プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

ムーティの言葉

ムーティに率いられたローマ歌劇場の評判がとみに高くなっています。昨年のシモン・ボッカネグラは大変な評判でした。スカラ座のバレンボイムの評判とは全く逆です。

ムーティを生で聴いたのは、スカラ座と来日したときのオテロとレクイエムですが、それはすごい体験でした。

http://www.youtube.com/watch?v=gaXE0v0bJoE

これは、2011年のローマ歌劇場でのムーティのナブッコの Va Pensieiro 「行け我が想いよ、黄金の翼に乗って」のムービーです。ここでは、bisがかかって、会場アンコールになります。2回目の演奏では、客席の聴衆が全員立って一緒に唄っています。ムーティは途中から後ろを向いて指揮をします。これは感動的。曲が終わると、嵐のような拍手。そして、ステージ上の合唱団のメンバーも涙を拭いて抱き合っています。

ムーティがbisを受けるときに、客席に向かって3-4分話しをするのですが、僕のイタリア語能力では、最後のほうに「皆で一緒に唄いましょう」というところしかわからない。あとは時々出てくる「Viva Italia」。そこで、僕のイタリア語の先生、サラ・グランデさんに訳してもらいました。彼女曰く「これは難しいイタリア語よ。ポエティックな独特の言い方をしている。美しいイタリア語」とのこと。そして内容は、「この Va Pensieiroはオーストリアからイタリアが独立統一するシンボルになった歌と言われていますが、今イタリアは、文化に対する予算の不足から再びバラバラになろうとしている。あの時のリソルジメントのように、私たちがイタリアの文化をリソルジ(再生)させなければいけない。Viva Italia、そのためのこの歌です。この歌をイタリアの文化の墓場にしてはいけない。皆さん歌いましょう。」と言っているのだそうです。

いやぁ、ムーティ、かっこいい。もう感動ですね。You Tube見て初めて涙しました。Mutiの指揮でヌッチがヤーゴのオテロ見ましたが、このコンビでナブッコもシモンもフォスカリも見たいです。

うわさでは来年来日するとか言うのですが、まだその詳細がわかりません。是非来て欲しい。
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