プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

紀尾井シンフォニエッタ東京「ロッシーニ スターバト・マーテル」

レポートが遅くなってしまいましたが、紀尾井シンフォニエッタ東京定期演奏会、7月26日(金)の公演、「名匠 カリニャーニ あの感動をふたたび/ケルビーニ 交響曲ニ長調、ロッシーニ スターバト・マーテル」に行って来ました。

指揮のパオロ・カリニャーニは、先日の新国立の「ナブッコ」で、生き生きと躍動感のある音を引き出していて感動しましたが、こんなにすぐ、また聞けるとは思っていませんでした。スターバト・マーテルを歌う歌手陣は知らない名前ばかりですが、ロッシーニ通の友人から聞くと、素晴らしいベルカント歌手ばかりとのこと。

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結果は上々! 素晴らしい公演でした。ケルビーニの交響曲も初めて聴きましたが、弦が厚く、室内楽のような響きがあり、いかにもイタリアという感じです。時代的にはレスピーギより前、スカラルッティより後、ちょうどボッケリーニ、アルビノーニと同じ18世紀後半から19世紀前半に活躍した音楽家ですね。たしかに、他の二人と共通したソフトでロマンチックな響きがあります。僕は、この時代のイタリアクラシック大好きです。なかなか生で聴く機会がないので、この演奏は貴重でした。楽しみました。

そして、ロッシーニのスターバト・マーテル、カリニャーニの指揮が素晴らしい。バッティストーニのように、音を掴んで引き出してくるのと違い、楽器を自由に鳴らしながら、肝をきちんと押さえて躍動感を盛り上げる。感動的でした。

そして、歌手陣も素晴らしい。特に、バスのジョヴァンニ・フルラネット、良く通る美しい声なのですが、軽いのです。素晴らしく軽いバス。フルチョ・フルラネットの甥かなんかかな? いやぁ、こんな人がいたんだ、と感激。そして、新国立の合唱団は当然ブラビッシモでした。今回はパートごとに少人数で聴けましたが、この合唱団はやっぱりうまいんですねぇ。

それにしても、この公演、A席で¥5,500-って大変なバーゲンです。スカラ座来日のリゴレットのS席の料金で、この公演13回行けます。紀尾井ホール、久しぶりですが、良い企画しています。

ソプラノ ラウラ・ジョルダーノ
メゾ・ソプラノ エレーナ・ベルフィオーレ
テノール フィリッポ・アダミ
バス ジョヴァンニ・フルラネット
合唱 新国立劇場合唱団
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