プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

ヴェルディ、ワーグナー対談続編と今週のヴェルディ公演

金曜日に、音楽評論家の加藤浩子さんと、山崎太郎さんの「ヴェルディ、ワーグナー対談」を聞いて参りました。続編と書いたのは、このお二人は3月に新国立劇場でも対談していて、その続きというわけです。しかし、この二人の先生の対談は本当におもしろい。というのは、両者ともに、ヴェルディだけ、ワーグナーだけというのではなくて、両方の作曲家のことを良く知っているのです。ヴェルディ好きの人は、だいたい、あまねく聞いている人が多いのですが、ワーグナー好きのいわゆるワグネリアンの方は、色々聞いていても、ワーグナーの話しかしないという方が多いというのは、僕の意見でもあり、加藤さんの意見でもありますが、山崎先生は、ヴェルディの人と音楽も本当に良く知っていらっしゃいます。でもって、けっこう良いバリトンボイスで、対談の途中でシモンやプロヴァンス、ドン・カルロの一節を歌っちゃうんですよ。

今回は、二人の音楽家の女性関係と、それが作曲にもたらした影響について、非常に詳しく、またデータも入れてお話しくださいました。これはトリビアものです。

対談の後は、茶話会ならぬビール会で盛り上がりました。加藤さんの学習院の講座にはずっと通っていますが、色々な方を紹介して頂いてオペラの世界が広がりました。僕もヴェルディも好きですが、ワーグナーも好きです。ヴォータンってヴェルディみたいな感じがしますね。父性の塊で、家長で、理屈が通らなくても自分を通す。ただ、ヴォータンにはフリッカという恐妻がいますが、ヴェルディに楯突く女性はいませんでした。

さて、今週はいよいよデヴィーアのトラヴィアータ、そしてスカラ座のファルスタッフ。楽しみです。しかし、スカラ座のパブリシティを見ていると、若い指揮者二人に焦点を当ててばかりいますね。これって、アバド、ムーティの時のスカラ座の日本での見せ方なら良かったと思いますが、今はどうなんでしょうか?ハーディング、ドゥダメルで切符買うのを決めるオペラファンっているのかな、と思います。公式サイトも、インタビュー動画はドゥダメルだけですが、これは逆効果とまで言ってはマエストロに失礼ですが、ヌッチの動画のほうが魅力的なのでは。。

ファルスタッフは、演目としてはリゴレットほどのポピュラーさはありませんが、なんと言ってもフリットリ!それと、ハーディングがどう指揮するのか、カーセンの演出も楽しみですね。マエストリのファルスタッフは鉄板だと思いますし。ファルスタッフの出演歌手達は、この週末みんなで寿司屋で盛り上がっていたそうです。僕は、個人的には、10月にブッセートであのレーナート・ブルゾンのファルスタッフを聴くので、これも楽しみです。ブルゾンは77歳、僕が生で聴けるのは最後でしょう。ファルスタッフは昔ジュリーニとやっていたようで、これは歌手も指揮者もノーブルですよね。

ここに来て、スカラ座来日公演はファルスタッフへの期待感が盛り上がってきたようで、オークションでもあまり下がりません。昨日の落札では、S席が¥57,000- ですね。これなら、普通に買っても(まだ席ある)、プログラムとワインが付くだけ良いかもしれません。

予習用の動画としてお勧めは、。。

■リゴレット:2008パルマ、ザネッティ指揮、ヌッチ、デムーロ、マチャイゼ http://www.youtube.com/watch?v=C_Fmis-aJ-c

■ファルスタッフ:1999コヴェントガーデンハイティンク指揮、ターフェル、フリットリ、フロンターリ、http://www.youtube.com/watch?v=bVjGgOf4zqo 


デヴィーアのトラヴィアータは、YouTubeでたくさんあります。多分、現在の最高のヴィオレッタの一人。

あー、今週というか今月は仕事が手につかない.....

関連記事
スポンサーサイト

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://provenzailmar.blog18.fc2.com/tb.php/361-8b5baf05
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad