プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

スカラ座は偉大だ!

ここ10日間で、ヴェルディのオペラの公演に5回(トラヴィアータx2、リゴレットx1、ファルスタッフx2)も行ってしまいました。いくらかかったか計算するのも恐怖です。おかげで仕事が山積み(当然ですが...)。今日は台風でどこにも行けないので仕事してました。本当は、スカラ座の来日公演もまだ終わってなくて、今日はGALA、19日はアイーダの演奏会形式。アイーダのほうはだいぶ悩みました。新国立でのヘー・ホイのアイーダはまだ耳に残っています。それに、ファルスタッフで素晴らしいパフォーマンスをした、バルッチェローナとマエストリが加わるんですからこれは良いでしょう! GALAはドゥダメルの演奏を聴いてみたい気もしますし。

しかし、仕事しないとヤバイので涙を飲んで2公演パス。

それでも、今回はファルスタッフにスカラ座の凄さを感じました。カーセンの演出はスカラ座とロイヤルオペラの共同制作ですが、それでもスカラ座の新しい香りがしました。そして、何よりこれだけ豪華な歌手、指揮者を引っ越し公演で持ってこれるのはスカラ座ならでは。この後、このプロダクションはMETに行きますが、キャストはだいぶ違います。こんな感じ.....

Conductor: James Levine
Nannetta: Lisette Oropesa
Alice: Angela Meade
Mrs. Quickly: Stephanie Blythe
Meg Page: Jennifer Johnson Cano
Fenton: Paolo Fanale
Falstaff: Ambrogio Maestri
Ford: Franco Vassallo

フリットリもバルッチェローナもいないんですね。ただ、元気になったレヴァインの指揮は聴いてみたいです。馬はコネチカットあたりから連れてくるのでしょうか?ちなみに、フリットリはミラノの公演では体調不良により降板していますので、このゴールデンキャストは日本だけへの贈り物ですね。

もうひとつの公演、リゴレットも凄かったですが、これはスカラ座が凄いというよりはヌッチが凄かった。スカラ座に拍手をしたいのは、演出を日本用にデフロで持ってきてくれたことでしょうか。あとは、ヌッチにbisさせてくれたこと。いや、させてあげたのか、ヌッチが勝手にやったのかは知りませんが。完全にイタリアにワープしました。

しかしやっぱりスカラ座すごいです。今年はフェニーチェもすごかったし......。イタリアの劇場は資金難ですが、その底力はすごいと思います。今度、スカラ座は総裁がリスナからペレイラに代わるとどうなるのでしょうか? 多くの人が、ペレイラのチューリッヒでの業績を思って期待しているようですが、あの人もオペラ人かというと? チューリッヒの功績はむしろメストにあるのでは。そして、あまり知られていませんが、ザルツブルグ音楽祭の芸術監督として故郷に錦を飾ったペレイラですが、2年でそれまで黒字だった音楽祭を真っ赤っかにしてしまったそうです。

その点では、負債を半額にしたリスナのほうがコストカッターとしては優秀かも。。

10月には、パルマ、ブッセート、ミラノにViva Verdi 200歳おめでとう観劇(という名前が付いているわけではなく、自分でそう言っているだけです)に行きます。スカラ座では、ドンカルロ見ます。指揮がルイージというのがいいです。 パーペ、サルトーリ、セラフィン、 グバノヴァ、カヴァレッティ。最初の二人以外は初めて生で聴きます。これも楽しみ。ただ、僕はパーペのフェリペ2世ばかり3回ほど聴くことになります。本当はフルラネットあたりで聴きたいなぁ。マルティナ・セラフィンはスピントっぽいみたいですが、なかなか評判良いですね。この人、トゥリオ・セラフィンの娘かなぁ。

スカラ座、やっぱり特別なオペラハウスです。なんかワクワクします。

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