プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

レクイエム/ヴェルディ/ルイゾッティ

遅くなりました。忙しい12月。ブログ書く暇なくて。。夜12時くらいになると時間が出来るのですが、僕、8時間寝ないと駄目なんで、もう眠くて書けなかったんです。

で、戻りまして11月6日のルイゾッティのレクイエム。非常に良かったです。ただ、僕はヴェルディの27作の中でレクイエムは3回生で、CDでは何度も聞いていますが、あまり得意ではないです。オペラチックなのは良いのですが、どうしてでしょうね。心にスッと入ってこないんです。宗教曲として聞いてしまうからだと思います。曲名がいかんのか….. ですので、今回、ルイゾッティのに行こうかノセダのに行こうか迷ったのですが、ノセダは2回(演奏会と仮面)行くので、ルイゾッティにしました。

まず、彼はなかなかハンサム、しかも指揮の振り方がきれい。これは絶対鏡の前で振り方を相当練習していますね。ノセダのぴょんピョコ飛び跳ねる、バネ人形のような指揮とはえらい違い。クライバーなんかも鏡で練習していたと思うなぁ。ま、そんなことはいいか。良い音出していましたね。切れ味があって素晴らしい。ただ、ルイゾッティならでは、というものが欲しかったですね。それと、ちょっとテンポが早すぎるような。だから鮮烈感はすごくあるんですが、厚みが足りないかなぁ。そこらへんがマリオッティやバティストーニより弱いか。逆にサンフランシスコ歌劇場でアメリカ人の聴衆には耳にやさしいかも、という感じはします。いや、でもトータルでは素晴らしい恣意でした。又言いますが、イケメンですし。

歌手は、なんと言ってもフルラネットが良かった。彼を良く聞いている人からすると、完全に本調子ではなかったとのことですが、あんなに軽くてモゴモゴしないで、通るバスは素晴らしい。ただ、この2日後には発熱してしまって、それでも歌って、苦しそうだったとのこと。

アグレスタに代わって登場したアイノア・アルテータ。名前がなんかいいですね。色気のあるスパニッシュ系の名前。どうも聴いてから時間が経つと、上演のイメージがなくなるわけではないんですが、変なところが記憶の中で浮いてきます。この日、出だし悪かったですね。でもどんどん良くなってリベラメは迫力でした。スピントですね。ただ、冷静に考えると、この人、名前だけでなく歌う時に片足を前に出し、聴衆を飲み込むような姿勢、そして時々ルイゾッティと目を合わせる。これがかっこいいんですよ。これで30%は株価が上がった気がします。

そして、メゾのマーガレット・メッザガッパ、逆にベルカント系のレッジェロな声でしたが、美しかったですね。(声が)宗教曲という感じしました。個人的にはフルラネットの次ぎに好きでした。まだ20代ということ。これからが楽しみですね。

デムーロも良かったのですが、やや一本調子と言う感じ。この人は他のものを聴いても、ちょっとそういう感じあります。イケメンなんですけどね。(今日はやけにヴィジュアルにこだわっています。)クンデあたりやらないですかね、ヴェルレク。

合唱良かったです。日本のそろって美しい(だけ、とは言いませんが)合唱とはひと味違って、野性味もあり、厚みもあり、それでいてすごいピアニシモ(特に曲の入りの部分)もきれいでした。藤原もすごいですが、サヴァッティーニの合唱指導が良かっんでしょうね。

このレクイエムはロッシーニのスターバト・マーテルと、それぞれの作曲家唯一の宗教曲ということで位置づけが似ていますね。両方ともオペラ的。でも表現はすごく違って、今年は一ヶ月の間に素晴らしい指揮者で聴き比べられるのは、日本にいる幸せです。



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