プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

ウィーン・シュトラウス管弦楽団 ニューイヤー・コンサート プロモーターからの贈り物

年明けのバレンボイムニューイヤーからブログ更新が滞っておりました。すみません。

さて、毎年最初に劇場に行く演目を選ぶのには気を使います。「初芝居」ということですね。

こんな感じです。

■2013/バレエ:ブベニチェク・ニューイヤーガラ ~カノン~ ドロテ・ジルベールが踊りました!

■2012/オペラ:新国立”ラ・ボエーム” いまいちでした。

■2111/新国立ニューイヤー・ガラ バレエ&オペラリサイタル、この年を最後に終了。これはなかなか良かったんですが….プラスチックコップではありましたが、シャンペンも振る舞われました。なお、この年は旧歌舞伎座最後の年ということで、同じ週にに歌舞伎(春の壽、車引 他)も行ってます。

■2008-2010/新国立ニューイヤー・ガラ バレエ&オペラリサイタル

ここ、5-6年はそんな感じです。

今年のニューイヤーコンサート、はじめてウィーン風。ウィンナワルツは楽友会の中継だけで充分と思っていたんですが、ジャパンアーツさんからチケットを頂きました。いえ、特別じゃないですよ。家内がジャパンアーツの会員になっていまして、多分、会員で年間何回か切符を買っている人には10月末くらいに、年末から年明けに掛けて、何公演か選んで無料チケットのオファーがあるんです。

昨年はもちろんトリノ王立のオファーもあったのですが、せっかく頂くのだからあまり自分自身では行かないウィーン風ニューイヤーコンサートを選び、一枚A席を追加購入(¥6,500-くらい)しました。もちろん隣りの席にセットしてくれます。

コンサートの感想は、簡単に。。良かったぁ!! 楽しかったぁ! 一人一人の演奏者のレベルが高い! そして弾き振りをするヴィリー・ビュッヒラーが、バイオリンの音色の素晴らしさはもちろん、ゆらぐようなシュトラウスを聴かせてくれました。ユーモアのある演出も本場風で、ホント楽しみました。日本ユニシスが特別協賛ということで、招待客とおぼしき紳士淑女が多いのも、なかなかゴージャス。そういう方々は隣りの全日空ホテル(もう違う名前かな?)に黒塗りの車がお迎えに並んでいて、これも何だがいい雰囲気ですね。

もちろんそういう人が根っからのクラシックファンではないかもしれませんが、こういうわかりやすく楽しい音楽を年に何回かでもゴージャスに楽しむというヨーロッパ風の慣習に耐えうる、素晴らしい公演と素晴らしいゲスト、スポンサーを集めたのは立派ですね。

ちなみに、この日のソプラノは市原愛、オペレッタの肝を掴んでいますね。そして背が高くて見栄えします。車で行かなかったらシャンペン飲んだのになぁ。ちなみに僕の車も黒塗りですが、¥1,500上限の界隈最低料金の駐車場で待機していました。

この公演、市原愛と森麻季でソプラノを公演毎にチェンジして出ているんですが、スポンサーとの組み合わせを見ると、「な〜るほど〜」とおもしろいです。

主催のジャパン・アーツ、トリノ歌劇場もそうでしたが、僕の行く年間の公演はジャパンアーツ、東京プロムジカ、NBSでだいたい6割以上は占めると思います。もっともNBSに払っている金額は一番高いでしょうけど。

ジャパンアーツが異色なのは、オペラ、コンサート、そしてバレエも主催するということ。NBSは大物ばかりですが、コンサートは滅多にやりません。プロムジカは非常に質の高いオペラ、声楽リサイタルに注力しています。ジャパン・アーツ、決して大きいとは思いませんが、3つの分野で素晴らしい公演をやり続けていますね。今日も文化会館で新演出の「夕鶴」やっているはず。僕が行ったので、思い出せるだけでもマリインスキーのバレエガラ、ボリショイの明るい小川などのバレエ。今やスターのプリマ、ナタリーア・オシポワもこの時初めて知りました。これも会員優待。来月もABTのバレエが来ます。この時のダンサーはすごいのがそろってます!。もちろん行きます。オペラはトリノはもちろん大成功でしたが、ボリショイオペラのオネーギンは素晴らしかったなぁ。僕の不得意なロシアオペラへの扉を開けてくれました。METも4-5回招聘していますよね。ドミンゴ最後(かな?)のテノールとしてのワルキューレもジャパンアーツでした。ゲルギエフのランスの旅、これもそうだったと思います。あういう難しいオペラを良く持ってきたもんだと思います。

で、アントニオ・ガデスなんかも呼んでますよね。できればブラジル音楽も呼んで欲しいですね。トッキーニョとかシコ・ブァルキ、カエターノ・ヴェローソとか。。渋いところを。

なんか、そういうマルチタイプのところが、昔の神原音楽事務所みたいな感じがします。前にも書きましたが、神原芳郎さん(最盛期は世詩朗と名乗っていました)は、僕達夫婦の結婚の立会人で、そこに至るまで、僕は彼のヨットのクルーとして、また、JAZZのコンサート(斑尾など)のゲストとして幾度となく呼んで頂きました。彼はMETも呼んだし、パヴァロッティも初めて来日させたし、ベルリンフィルも呼んだし、オーケストラもリサイタル(イ・ムジチもそう?)もJAZZもフラメンコもファドも(アマリア・ロドリゲスを始めて呼んだ)、とにかく良い音楽は何でも呼びました。すごいパワーがありながら、子供みたいな人でしたね。素敵なおじさんでした。

なんでこんな話になるかというと、サントリーホールでのジャパンアーツの公演に行くと、なんか神原さんを思い出してしまうんです。今から10年前の夏に脳梗塞で亡くなられたあと、11月にサントリーホールでお別れコンサートがあったんです。この最初が、神原さんが育てた(と言って良いのでしょうか?)村治佳織さんでした。今、村治さんは舌がんで闘病中。そんなことが全部思い出されて、とっても感傷的になってしまいます。村治さんのこともあまり話題になりませんが、あんなロドリーゴを弾けるギタリストが日本にいるのは凄いことです。闘病に打ち勝って、サントリーホールに凱旋してほしいです。

で、また神原さんの話ですが、彼が、いつも自分の後継の事務所と思っていたのは、多分梶本さんの事務所でしょう。いつも「梶本君が」、「梶本君が」って言ってましたから。でも今、一番神原音楽事務所、神原ミュージックに近いのはジャパン・アーツのような気がします。

ジャパン・アーツの会員になったおかげで、色々と新しい音楽や新しい演奏者、歌手を知りました。これからも毎年年末かお正月にはギフトが届くのかな? それも神原さんみたいですね。でも、何度もいいますけど、僕は彼の最盛期には、クラシック、オペラには全く興味なく、パヴァロッティやMETのチケットは断って、ジャズのチケットもらってましたね。

日本には、もうひとつ素晴らしいプロモーター、東京プロムジカがあります。両方の会社ともに、学生や若い音大生などに、無料や廉価の席を用意しています。国の助成金もないのに頑張りますよね。

あー、今日は褒めすぎかなぁ。でも、会員になるとみなこういうプレゼントが届きますんで…..僕、それ以外に何ももらってませんから。皆さん応援して、日本で頑張っているプロモーターが頑張れるようにしましょう!
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