プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

オリィ伯爵の憂鬱

1月31日、藤原歌劇団の「オリィ伯爵」の初日公演から今帰ってきました。でもって、誰もまだブログをアップしていない(だろう)時に、素人の僕が、真っ先に「こう思いましたぁ!」みたいなブログを書くのは勇気がいるのですよ。いつも、他の人のブログは見ないで書くようにしていますが、スカラ座の時みたいに何日もやっていて初日に行かないでいて、あとから行く場合なんかは、やっぱり気になるので誰かのブログを見てしまったりということはありますけど。

去年、新国立の「リゴレット」を絶賛したら、他の方のブログではけっこう非難されていてました。いや、別に人と違った感想でいいんですけど、自分の耳と目に自信が無いだけにドキッとします。

ただ、今日のオリィ伯爵の場合、先頭切ってほめるんじゃなくて、ほめたくないのです。実際、今迄聞いたロッシーニのオペラの中では(そんなにたくさん生で聴いていませんが)かなり悪いほうだったと思う。(あー、言ってしまった。)なんと言っても指揮がどうにも。Boring! とてもつまらない。このような抑揚も興奮も緊張感も無いロッシーニは聴いたことがないと思います。2階のR席という場所が悪いのでしょうか、弦のひびきがボワーンとして、金管、木管、打楽器もフラットで山が無い。アッレマンディが降りた時にちょっと嫌な予感したんですが、若きマエストロ、ロシア人としてペーザロでも指揮したというので、それなりに期待していました。

うーん、プロの評論家の人は、この指揮者を評価するんでしょうか? だとしたら僕がロッシーニを全然わかっていないということだなぁ。ま、もうここまで言ったのだから、正直に最後まで言います。歌手も全然乗っていなかったと思います。シラグーザはそれなりに良かったですが、彼も「乗り」の歌手なので、こんな指揮では乗れない。

演出、他の歌手のことも書きたいと思いますが、とりあえず速報としては、残念という印象です。これなら、藤原の若手指揮者の柴田真郁に振らせたほうがずーーーっと良かったと思います。

あー、書いちゃった。おしまい。

指揮(Conductor):デニス・ヴラセンコ(Denis Vlasenko)
演出(Stage Director):松本 重孝(Shigetaka Matsumoto)
公演監督(Production Director):岡山廣幸(Hiroyuki Okayama)
オリィ伯爵(Le Comte Ory):アントニーノ・シラグーザ(Antonino Siragusa)
アデル(La Comtesse Adèle):佐藤 美枝子(Mieko Sato)
伯爵の教育係(Le Gouverneur):彭 康亮(Kang-Liang Peng)
イゾリエ(Isolier):向野 由美子(Yumiko Kono)
ランボー(Raimbaud):柴山 昌宣(Masanobu Shibayama)
ラゴンド(Ragonde):牧野 真由美(Mayumi Makino)
アリス(Alice):清水 理恵(Rie Shimizu)
騎士(Chevalier):岡坂 弘毅(Hiroki Okasaka)
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