プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

佐村河内守のチョー憂鬱

このニュースを聞いた時は耳を疑いました。僕は、さほど彼の曲を聞き込んでいたわけではないですが、それでもHIROSIMAのコンサートに行こうと2回チケットを取ったのですが、何故か2回とも海外に出るために聴きに行けませんでした。今考えると何かが、僕が聴きに行くことを妨害してたみたいな気がします。

人によっては、佐村河内氏は、「引っ込みがつかなくなって」、ここまで来てしまったというような、同情的な見方をする人もあるようですし、誰が書いても良い曲や良い曲だと言う方もいます。しかし、自伝も書き、何度もインタビューや座談会で、「作曲の苦しみ」について述べ、「鼻血を出して失禁する苦しみ」とか言っちゃって…….、それを、ブームの火付けに利用し続けていたんです。NHK他でドキュメンタリーやって、床の上でのたうち回っていたのは何なんでしょうか? その頃から、新潮社の雑誌などでは「怪しい….体調悪いと言いながら、インタビューの時はいつも元気」と言われていました。彼は完全に詐欺師ですね。しかも、被爆者の方々や耳の不自由な方々を愚弄する、実に悪辣な行為です。彼の作品と言葉を信じで、それで元気になろうとした人々、応援した人々が多くいるはずです。彼はその人達を手玉に取って裏切り続け、彼らの「希望の星」に堂々となってきたわけです。なんと言ってもこれが一番許せない。もし新垣氏と今日発売の週刊誌がすっぱ抜かなかったら、そのまま続けていたのは明白ではないですか! いやぁ、腹立つなぁ。

この問題は、著作権法違反と詐欺罪の可能性がありますね。まず、けっこう可能性の強いのは詐欺罪でしょう。佐村河内氏がCDをレコード会社に発売させ、イベントをやり、全国コンサートツァーをしている。その流行の火付け役として、上記のように彼自身が嘘の芝居をしまくって、苦しみの中で作曲してきたということを、自伝やインタビューで何度も語っているところにあるわけです。それがなかったら、これだけのブームにはならなかったでしょうから、レコード会社、あるいは消費者、コンサートを聴いた人達から詐欺罪で売ったられる可能性はあると思いますし、充分それに値するだけの罪だと思います。

著作権法違反という話もありますが、、皆さん多分お気づきのように、今の日本の著作権法だとゴーストラーターの新垣隆氏が佐村河内氏を訴えない限りは罪になりませんね。そもそも合意でやっていたわけですし、なにしろ著作権法は親告罪ですから。ただ、今後非親告罪になると検察が起訴ということもありうるわけです。

僕は、何度も言っているように著作権の非親告罪化には反対ですが、このような問題が起きるとその考えもゆらぎますね。

ヴェルディも、年老いてからアリーゴ・ボイトの助力を得ながらファルスタッフを作曲しましたが、何もそのことを隠してはいません。トスカニーニは、トゥーランドットの初日当夜、プッチーニが生存中に作曲をした部分の演奏が終わったところ(リューの自刃の場面)で指揮を止め、「マエストロはここまでで筆を絶ちました」と述べて降板してしまいました。そして2夜目になって初めてプッチーニの弟子のアルファーノ補作部分が演奏されたのです。

音楽において、作品と作曲者はそれほど緊密につながった関係があるのです。絵画でも同じですね。佐村河内の音楽は、絵で言えば偽作です。

しかし、18年もの間、楽譜も書けなかった佐村河内氏のこのトリックが全く見破られなかったというのは不思議ですね。誰か間で、これをしかけて廻していた"プロデューサー”がいるのではないかという気もします。

それにしても、何か非常に寂しい想いがします。二度とこのようなことが起きないことを祈るばかりです。



昨日からこの事で気分が悪い。。。。
イイネ
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