プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

新国立オペラアリアコンサート(デヴィーア選抜!)

”文化庁委託事業としての「平成25年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」若手オペラ歌手の人材育成および地域のオペラ歌手の人材発掘事業 披露独演会 オペラアリア・コンサート”  いやぁ、長いタイトルですなぁ。昨今のクラシックを問わず音楽公演では最長のタイトルでは?よほど「イタリアのディーヴァ”マリエッラ・デヴィーア”が選んだ若きスター達のアリア・コンサート」としたほうがすっきりするし、わかりやすいのではと思いますけど。

昭和音大の卒業生、つまり藤原系列ですが、10月にデヴィーアのレッスンを受けて、そこで選抜された10数人が一同に介して歌ったというわけです。当然、イタリアオペラが中心。

なかなか聴き応えがありました。大雪の翌日でまだ交通機関もズタズタだというのに、会場の新国立大劇場は満員でした。指揮は、僕が一押しの若手の柴田真郁。指揮とオケはピットに入って、歌手だけがステージに一人で立つという形式です。歌手にはちょっとプレッシャーあったでしょうね。
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一部は、本当に若手。二部は藤原正会員などキャリアを積んだ歌手というように構成され、休憩を入れて2時間45分。まずは、やはり柴田真郁の指揮が良かったですね。きちんとした様式を持っていながら、メリハリが付いていてオケを引っ張っていく力を感じます。何よりインテンポなイタリアっぽさが美しい。また、若い歌手のスピードの動きに追従し、時には引っ張っていく感じ。これは歌いやすいでしょう。オケだけの「アルジェのイタリア女」序曲、「カヴァレリア・ルスカティーナ」間奏曲、「カルメン」間奏曲、素晴らしかったです。

第一部の歌手は、さすがにやや緊張気味。その中ではただ一人メゾソプラノの丹呉由利子さん、ヴェルディの「オベルト」より「クニーツィアのアリア、誰が熱き思い出を取り戻してくれるのか」を歌いましたが、非常に落ち着いていてオペラの中に引っ張り込む余裕を持っていましたね。大物の予感。まあ、昨年秋にテアトロ・ジーリオ・ショウワ(昭和大学付属のオペラホール)のオベルトの公演で同役をやっていたのですけど。

二部では、藤原の納富景子さん、フィガロとトゥーランドットから一曲づつ歌ったのが印象的でした。

今月は、新国の研修所公演も行きますが、こういうところで若い人に目をつけておくのも楽しみです。

なんかすがすがしいコンサートでした。




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