プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

車の中で音楽を聴くということ。

移動中の車の中、ドライバーとして音楽を聴くというのは、音楽愛好家としてはあまり褒められたリスナーではないことは確かです。どんなに良い装置を揃えたとしても、走行音、エンジン音からは逃れられないし、ポジションも全くベストからは遠いところに座ることになります。また、音量を上げれば運転に危険が生じます。

ですから、車の中で良い音楽を聴こうと思ったらショーファードリブンで、クワイェット・コンフォートかなんかのヘッドセットで自分の世界に閉じこもる、つまり飛行機のビジネスクラスかファーストクラスと同じ環境にするしかないわけで、まあ、そうまでするなら家でゆっくりそれなりのオーディオセットで聴いたほうが快適で安いというものでしょう。

しかし、僕のように週に3日は車で東京まで出る、月に1000kmから1500km、時間にすれば25-30時間は車を運転しているものとしては、おしゃべりの多いラジオを聴くよりは、それなりの音でそれなりの音量で、それなりの設備金額で音楽を聴きたいものなのです。

ところが最近困るのは、「それなりの設備金額」というのが不可能になってきているんです。「何もできないから安い」か「オーダーメイドで馬鹿高い」のどちからなんですね。もとより後者は選択にないので、なんとか市販のものでリーズナブルにオーディオを組もうとするんですが、カーナビを入れるともうだめです。カーナビについているお仕着せのアンプになってしまう。音は万人向けというか蛮人向けというか、昔からのドンシャリに近い。しかも、カーナビの案内が入ると自動的に音量が下がってしまう。(これは調節できるかな?)

もちろん、ベンツやBMW、ジャガーあたりになると、いや、日本車でも「サラウンド8スピーカー200W」みたいなオプションが付いて30万円くらいというのもあります。30万がリーズナブルと思う人もいるかもしれませんが、僕はそうは思わないなぁ。だって、スピーカー、アンプ別々に選べないもの。もちろんデッキも選べない。昔はナカミチのアンプとデッキにJBLのスピーカーつけて10万ちょっとくらいで、充分好きな音が出せました。プジョーでそういうことが出来たのは、406が最後で、以降はチョイスが減るばかり、最近買った208では、ついにCDデッキも付かなくなりました。JBLのスピーカーだけは意地でも入れてますが、前は自分で出来たのが、今はドアの内張を全部外してもらう工賃だけで2万円くらいかかります。

僕が車で聴くのは、オペラの他に、ボサノバ他ブラジル音楽、JAZZ、室内楽。どちらかというと中音重視です。JBLのスピーカーだってベストではないんですが、素直に鳴ってくれて一本1万円台のカースピーカーってJBLしかないと思います。しかし、カーナビにくっついているアンプが、どうしていけません。安っぽい音なんだよなぁ。社用車のプジョー308は、どんなに調節してもラウドネスが最大になっているようにしか聞こえません。

皮肉なことに、iPodしか使えない208のほうは、カーナビを付けていないのでイタリア製のアンプがついており、中音がとっても良いんです。工場出荷時の標準アンプですから安物でしょうけど、すがすがしい中音が出ます。iPodにロスレスでデータを入れれば安上がりで良い音が聞けそうですが、買ったばかりのCDを入れて聴くという、当たり前のことができない。。

最近、夕食が終わって湾岸道路を帰ってくることが多いのですが、「もう少し良い音で聴きたい」という願望が日増しに強くなっています。オフィスでは1万5千円のロシア製真空菅アンプに1万円のUSB-DAC、ロスレスのiTunesで、中古のタンノイ(TEACですが)、全部で10万もしないで、すんばらしい小さな音で音楽が聴けるのになぁ。

なんか方法ないか、お金をかけずになんとかする方法を真剣に検討中です。
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