プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

テオドール・クルレンツィスの魔法

遅くなりましたが、本年も皆様、よろしくお願いを致します。

まだ「初芝居」行ってないんです。数年前までは1月の松の内に新国立のガラがあったので、これが良かったのですが、ここ数年は、1月2週のサントリーホールの「ウィーン・シュトラウス フェスティヴァル・オーケストラ」の新年コンサートがスタートです。

ですが、今年のお正月は、はまりにはまっている音楽があります。

昨年の12月に購入してから、この2枚を毎日のように聴いています。そもそも、そんなにモーツァルトを積極的に聴く方ではないのですが、このギリシア人の若い指揮者、(1972年生まれ)クルレンツィスの魔法のようなモーツァルトには驚愕!
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最初にフィガロの結婚を買ったのですが、序曲だけでびっくりです。古楽器による演奏自体は、最近のはやりだし、他にもあるだろうが、この指揮者により演奏、速いというよりも”クィック“という表現があてはまるようなスピードで、各楽器が”会議は踊る“では無く、”オーケストラは踊る”という感じで、響き渡るのだ。そこにフォルテピアノがリズムを刻みます。

演奏するのは“ムジカエテルナ”というロシアのウラル山脈のふもとの小都市、ベルミのオーケストラ。演奏自体の中に即興と思われるところがいくつも聴かれるので、“いきなりライブ”での録音かとも思ったが、実際には「フィガロの結婚」は11日間、昼夜を徹してのやり直しを繰り返す録音の末に出来上がったものだそうです。

「モーツァルトってベルカントでやるものなのね!」と改めて(というか初めて)気づく衝撃。「恋とはどんなものかしら」に至っては(今、それを聴きながら書いていますが)好きに歌っているという感じです。だいたい、全体として、「オペラを歌っています。」という感じがしません。レチタティーヴォと歌唱の境目も通常のフィガロほどはっきりしていない。レチタティーヴォの伴奏は、フォルテピアノというのもおもしろい。

 伯爵夫人を歌う、ジモーネ・ケルメス、素敵です。第二のバルトリと、ある音楽評論家の方がおっしゃっていましたが、全くその雰囲気。

両CDともに\6,000-というのは高いですが、日本版で解説もしっかりあり、3枚組。なによりこれほど幸せな気分にしてくれる音楽に出会ったのは久しぶり。

Amazonのサイトから試聴できます


是非、フィガロの序曲だけでも聴いてみてください!! 新しい世界が開きます!
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