プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

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ホフマン物語 新国立バレエ

ホフマン物語、良かったですねー。久しぶりのバレエの全幕物を日本で見ましたが、完成度の高さを満喫しました。

 この日のキャストは、オリンピアに米沢唯、ジュリエッタに本島美和。このキャストを選んで行きました。オペラで有名な「ホフマン物語」のバレエ版というと、ドリーブ作曲の「コッペリア」がそれだと思っていました。コッペリアは、サン・レオンやプティバの振付で何度も見ていますが、ご存じの通り、ホフマン物語の最初の部分のオリンピア(人形)の話を元にして、彼女(?)とフランツという田舎の青年のロマンのストーリーになっています。ドリーブファンの僕としては、シルヴィアと並んで大好きな作品で、悲劇ですが、なんとなくコミカルでおもしろい作品です。今回、スコティッシュ・バレエの創立者である、ピーター・ダレルの振付で、オッフェンバックの音楽を使った、かなり長い「ホフマン物語」が新国立劇場の2015/2016シーズンのオープニング作品になるということで、期待をして行きました。

この「ホフマン物語」はまさしく英国バレエ、戯曲的でドラマチックで、ダンサーに多くの演技を要求します。そして音楽も完成度の高さを求められます。3つの回想シーンを3幕に分けて踊るホフマンには、菅野秀男。正直なところ、もう少しジャンプ力があると良いと思いましたが、表現力豊かに、年齢の違うホフマンを踊り分けます。そして、アントニアの米沢唯。小野絢子とどちらを取るか迷いましたが、今が旬と言える米沢を選びました。踊りながら命を失っていくアントニアの悲しさがとてもよく出ていました。

そして、ジュリエッタの本島美和。表現力では群を抜きます。湯川麻美子がいなくなった新国立でジュリエッタを踊れるのは彼女しかいないと思いました。躍動感に妖艶さを加えた踊りは、それに振り回されるホフマンの哀れさを浮きただせます。

そして、1幕目(プロローグの後)のオリンピアを踊った奥田花純。初めて見ましたが、とても華麗で若々しく役にぴったりだと思いました。

必ずしもバレエにぴったりとは言えない、オッフェンバックの重い原曲のイメージを残しながら、ダンサーに添うように指揮したポール・マーフィーにもBravoです。リチャード・ボニングみたいでした!

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