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プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

プレトニョフ ロシアンプログラム

 東フィルの定期公演で、オペラシティへ行きました。久しぶりのプレトニョフ。チャイコフスキーとハチャトゥリアンという、だいぶ雰囲気の違う、、というか正反対の作曲家のプログラム。

 「葬送行進曲の調子で」始まる“スラヴ行進曲は、まさにお葬式の重さを肩に感じるような序盤。やがて、勇壮な凱旋のメロディになるのですが、全体に重厚なイメージ。続いてのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35。ヴァイオリンは台湾生まれの若手“ユーチン・ツェン”つい最近、クルレンツィスとコパチンスカヤで聴いたばかりの曲ですが、これは、その時とは対極にある演奏。どっしりとして、古典的。言い方を変えると、やや退屈。グァルネリの音色は高音に伸びるのではなく、中低音を膨らませて聴かせるので、ヴィオラの協奏曲のようでした。ただ、もともと、それほどチャイコフスキー大好きというわけではない僕(家内は大好き)は、車の中などで、聴くことはないのですが、このユーチン・ツェンの音色なら、車のJBLのスピーカーを鳴らすのも悪く無いなと思いました。

 そして、後半はハチャトゥリアン。バレエ曲の「スパルタクス」のアダージョは、実に美しい。僕は2012年にボリショイバレエが来日した時に、全幕公演のチケットを取っていたのですが、体調を崩して行けなかったんですよねー。それが思い出されて、今更ながら悔しく思いました。

 でもって、最後は18本のトランペット(うち15本は、2階正面に位置します)が出てくる「交響曲第3番」。いやー、すごかったですね。ハチャメチャトゥリアンとでも言いましょうか。。。隣の家内は耳鳴りがしてきたと言っていました。僕は、それほどびっくりはしませんでしたが、この曲、どこが良いのかと言われても答えようがありません。ストラヴィンスキーの春の祭典とラヴェルのボレロの後半の不協和音の部分をくっつけたような感じ。一度は聴いておくのはいいかなという感じです。

 それにしても、このものすごい音の音楽を指揮するプレトニョフの動きは本当にミニマムなもので、静かな動きです。バッティストーニが振ったら指揮台がひっくり返りそうなのに。

東フィルの定期公演2018-2019分は、今日で終わりです。来年から席が少しだけ真ん中に寄ります。

次は、新国立のウェルテルです。

チャイコフスキー スラヴ行進曲変ロ短調op.31  
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35  
ヴァイオリン、ユーチン・ツェン
ソロアンコール:タレガ アルハンブラ宮殿の思い出  
ハチャトゥリアン スパルタクス より アダージョ  
ハチャトゥリアン 交響曲第3番ハ長調 交響詩曲  
  オルガン、石丸由佳
アンコール:ハチャトゥリアン 仮面舞踏会 より ワルツ

指揮:ミハイル・プレトニョフ  
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