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プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

ヴェルディ協会20周年ガラ

2月1日の土曜日は、サントリーホールのブルーローズで、私も所属している「NPO日本ヴェルディ協会設立20周年記念ガラコンサート」がありました。400人のスペースが埋まるかどうか心配していたのですが、満席になりました!15分の休憩を挟んで2時間で15曲、オールヴェルディプログラムです。ヴェルディファンのためのコンサートということで、良く知られている曲の他に、なかなか聴けない曲(エルナーニ、シチリアの晩鐘、運命の力、シモン・ボッカネグラなどから)もちりばめられて、大変に充実した内容でした。しかも、プログラムと一緒になった機関誌”ヴェルディアーナ“は90頁のボリューム。

歌手陣も日本の第一線で活躍中の人達が集まりました。新国立の研修所時代から応援(勝手に)している、テノールの城宏憲さん、高音までスクッと立ち上がり、イタリア的な輝きのある声!同じく研修所出身のソプラノ高橋恵理さんは、美しいコロラトゥーラが印象的でした。情感のこもったソプラノの廣田美穂さんは藤原きってのヴェルディ歌い。妻屋秀和さんは、いつもながら安定した声で世界でも一流のバス、フィエスコのロマンツァ、素晴らしかったです。オペラの中に引っ張り混むようなリアリティのあるバリトンの甲斐栄次郎さん。いつも同じことばかり言っていますが、甲斐さんにはシモン・ボッカネグラを歌って欲しいです。そして、僕の大好きなメッゾ、谷口睦美さん。この日は、数日前に舞台で転んでむち打ち症になったとのことで、公演後のパーティでは、首を固定する金具で痛々しかったですが、レオノーラのアリア、エボリのアリアは、オペラ全幕を聴きたくなるような迫力。何年か前にマッダレーナを聴いて、凄いと思いましたが、この人のヴェルディはやはり迫力です!

この6人の歌手が次から次に歌っていくのですが、2時間を一人で伴奏されたピアニストの高橋裕子さんも素晴らしかったです。

自画自賛みたいになりますが、数ある作曲家系の団体の中でも、ヴェルディ協会の活動は質、量ともに素晴らしいものがあります。次回のイベントは、2月12日の「ジャコモ・サグリパンティ講演会」ですが、これもソプラノ、テノール、ピアノ演奏のミニ・コンサート付きです。で、ヴェルディ協会会員は無料、一般でも1,000円というリーズナブルな設定です。詳しくは下記をご覧ください。

http://www.verdi.or.jp

最後に宣伝が入ってしまいましたが、この日のヴェルディガラ、本当に素晴らしかったです。


1.ナブッコ第2幕 ザッカーリアの祈り
お前は予言者の言葉によって 妻屋秀和

2.エルナーニ第1幕 エルヴィーラのアリア
エルナーニ、私を救い出して 廣田美穂

3.アイーダ第1幕 ラダメスのロマンツァ
清らかのアイーダ 城宏憲

4.イル・トロヴァトーレ第2幕 アズチェーナのカンツォーネ
炎は燃えて 谷口睦美

5.イル・トロヴァトーレ第4幕 レオノーラのアリア
恋はばら色の翼にのって 高橋恵理

6.シチリアの晩鐘第2幕 ブローチダのエール
おお、我がパレルモ 妻屋秀和

7.ドン・カルロス第4幕 ロドリーグのエール
これが私の最期の日 甲斐栄次郎

8.マクベス第4幕 マクダフのアリア
ああ、父の手は 城宏憲

---------- 休憩 ----------

9.ラ・トラヴィアータ第1幕 ヴィオレッタのアリア
不思議だわ〜おそらくあれはあの方ね〜いつも自由で… 高橋恵理

10.ラ・トラヴィアータ第2幕 アルフレードのアリア
僕のたぎる心の情熱を〜おお、悔やまれる、恥ずかしい 城宏憲

11.ラ・トラヴィアータ第3幕 アルフレードとヴィオレッタの二重唱
愛しい人よ、パリを離れて 城宏憲/高橋恵理

12.運命の力第3幕 ドン・カルロのアリア
死ぬのか!怖ろしい!〜私の運命を決定づける賭け    甲斐栄次郎

13.運命の力第4幕 レオノーラのメロディーア
神よ、安らぎをお与えください 廣田美穂

14.ドン・カルロ第4幕 エボリのアリア
宿命の贈り物よ 谷口睦美

15.シモン・ボッカネグラ プロローゴ フィエスコのロマンツァ
おまえ最後の別れを…引き裂かれた父の心は 妻屋秀和

ピアノ 高橋裕子
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