プロヴァンスの海と土を少し 湘南人草間文彦

いよいよ来週はソフィアオペラの”仮面舞踏会”

来週は楽しみな「仮面舞踏会」ヴェルディの中期の傑作、後期と分類する人もいるようですが、いずれにしろヴェルディが、はじめてパリ形式のグランドオペラ(幕数が多くて派手なパリ好みのオペラ)で大成功を収めた演目です。その前に「シチリアの晩鐘」でパリに乗り込むも、著名な台本家スクリーブとぶつかり満足にいかなかったことを、台本家を変えて、今度は思い通りに、しかもパリではなくてローマで初演して大成功したそうです。で、パリの方を向いて”アカンベー”したとか。。。いずれにしろシモン・ボッカネグラの改訂(台本は、作曲家でもあるアリーゴ・ボイト)と同じころに作られているので、序曲がとても似ています。2-3回聞いただけでは、どっちがどっちかわからないほど。70-90年代には、主人公のリッカルドをプラシド・ドミンゴやパヴァロッティがかなりの回数に出演しています。僕は、72年コヴェントガーデンと75年スカラ座のアバド指揮のものと、90年のウィーンフィルでのショルティ指揮のものを3つ持っています。(後者2つはDVD)。すべてテノールはドミンゴで、歳をとってからの90年のものが最も良い、また役柄にあっている(それなりの歳の国王、または総督という設定なので)と思います。が、指揮とオーケストラの鳴りっぷりはずいぶんと違い、75年のアバド(まるでハーマンズ・ハーミッツのピーター・ヌーンのような長髪:最近アメリカン・アイドルで見た人いると思いますが)の鳴らし方に最も哀愁と知性を感じました。72年版は録音がモノラルっぽくてどうも引き込まれません。が、ショルティとウィーフィルの90年も弦を中心として(特に第2バイオリンあたりが光る!)素晴らしい音作り。

さて、こうやって聞き込みすぎてしまうと、がっかり、、、というパターンになるのか。でも、建築家のS氏いわく「ソフィアはニコライ・ギャロフ他、超一流を輩出している歌劇場だから期待出来る」とのことです。ですが、切符買ったあとに、エコノミー券発売になり、ちょっとがっかり。日本だとヴェルディも本当に椿姫とリゴレットくらいしか演目では売れないんでしょうなあ。
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